令和元年度 秋期18テクノロジ系

基本情報 令和元年度 秋期 問18:テクノロジ系に関する問題

優先度に基づくプリエンプティブなスケジューリングを行うリアルタイム OS で, 二つのタスク A, B をスケジューリングする。A の方が B よりも優先度が高い場合 にリアルタイム OS が行う動作のうち, 適切がものはどれか。 A の実行中に B に起動がかかると, Aを実行可能状態にして B を実行する。 A の実行中に B に起動がかかると, Aを待ち状態にして B を実行する。 B の実行中に A に起動がかかると, B を実行可能状態にして Aを実行する。 B の実行中に A に起動がかかると, Bを待ち状態にして Aを実行する。 H ささ 問19 バックアップ方式の説明のうち, 増分バックアップはどれか。ここで, 最初のバ ックアップでは, 全てのファイルのバックアップを取得し, OS が管理しているファ イル更新を示す情報はリセットされるものとする。

  • a最初のバックアップの後, ファイル更新を示す情報があるファイルだけをバッ クアップし, ファイル更新を示す情報は変更しないでそのまま残しておく。
  • b最初のバックアップの後, ファイル更新を示す情報にかかわらず, 全てのファ イルをバックアップし, ファイル更新を示す情報はリセットする。
  • c直前に行ったバックアップの後, ファイル更新を示す情報があるファイルだけ をバックアップし, ファイル更新を示す情報はリセットする。正答
  • d直前に行ったバックアップの後, ファイル更新を示す情報にかかわらず, 全て のファイルをバックアップし, ファイル更新を示す情報は変更しないでそのまま 残しておく。
正答:C直前に行ったバックアップの後, ファイル更新を示す情報があるファイルだけ をバックアップし, ファイル更新を示す情報はリセットする。

AI解説(初心者・標準・上級)

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初心者向けまずはここから。やさしく要点を解説

答えは c「直前のバックアップ以降の更新分だけ取得(更新情報リセット)」 です。

増分バックアップは「前回のバックアップ以降に変わったファイルだけ」を毎回取る方式。

例:月曜フル → 火曜は月→火の変化分 → 水曜は火→水の変化分…と短時間で済みます。

👉 覚え方:増分=少しずつ積み重ね。前回からの差分。

ほかの選択肢:a 更新情報リセットしない=差分バックアップ/b 全部毎回=フルバックアップ/d 全部かつ情報残す=そういう方式はない。

標準試験対策の基準レベル

なぜこれが正解か

正解は c増分バックアップ(Incremental Backup)は、直前のバックアップ以降に更新があったファイルのみを対象とし、取得後はファイル更新情報(アーカイブビット)をリセットする。これにより毎回のバックアップが最小化され、所要時間とストレージを節約。

各選択肢の解説

  • a 最初のバックアップ以降の更新ファイル+情報を残す:差分バックアップ(Differential Backup)の説明。
  • b 全ファイル+情報リセット:フルバックアップの説明。
  • d 全ファイル+情報残す:定義通りの分類には該当しない。

覚え方・ひっかけ注意

3つの方式の比較:

| 方式 | 対象 | 取得時間 | 復元時間 | 復元手順 |

|---|---|---|---|---|

| フル | 全ファイル | 長い | 短い | フルのみ |

| 差分 | 前回フル以降の変更分 | 中 | 中 | フル+最新差分 |

| 増分 | 前回バックアップ以降の変更分 | 短い | 長い | フル+全増分 |

増分は速く取れるが復元は手間」「差分は中庸」のトレードオフを理解する。

上級誤答論破・背景理論まで深掘り

理論的背景

バックアップ方式の選択はRTO(復旧時間目標)/RPO(復旧時点目標)/ストレージコスト/バックアップウィンドウのトレードオフ。OSやバックアップソフトはアーカイブビット(Windows)、ctime/mtime(UNIX)、変更ジャーナル(NTFS USN Journal、ext4 inotify)で変更検知する。

実装パターン

  • フル+増分:日曜フル、月〜土増分。復元は「日曜フル+月〜該当日の増分」を順次適用。最大7メディア必要
  • フル+差分:日曜フル、月〜土差分。復元は「日曜フル+該当日の差分」の2つ。差分は時間とともに肥大化
  • 合成フル(Synthetic Full):増分/差分から仮想的フルを生成し、復元時間とメディア数を削減
  • 永久増分(Forever Incremental):初回フル+以降増分のみ。重複排除技術と組合せ

高度なバックアップ技術

  • ブロックレベル増分:ファイル単位ではなくブロック(4KB等)単位で差分検知、変更量がさらに小さくなる
  • 重複排除(Deduplication):同一データブロックを1つに集約。VMバックアップで効果大
  • 圧縮:gzip、LZ4、Zstd等でストレージ削減
  • 暗号化:AES-256でバックアップ自体を保護(持出時・クラウド送信時)
  • CDP(Continuous Data Protection):常時ログ取得で任意時点復旧(RPO≒0)
  • スナップショット:CoW(Copy-on-Write)、Redirect-on-Write、ストレージレベル(SAN/NAS)

主要バックアップ製品

  • エンタープライズ:Veritas NetBackup、Veeam、Commvault、Rubrik、Cohesity
  • OS標準:Windows Backup、Time Machine、rsync、tar
  • DB:Oracle RMAN、pg_basebackup、SQL Server Backup、mysqldump
  • クラウドネイティブ:AWS Backup、Azure Backup、GCP Backup and DR

試験での位置づけ

基本情報・応用情報のサービスマネジメント分野で必出。直近はランサムウェア対策(イミュータブルバックアップ、エアギャップ)、3-2-1-1-0ルール、DR訓練が頻出。

選択肢の発展補足

差分バックアップは「アーカイブビットをリセットしない」点が増分との本質差。これにより各差分は最後のフル以降の全変更を含むため、復元は2メディアで済む。ランサムウェア対策では、イミュータブル化(Object Lock、WORM)でバックアップ自体を改ざん不可にし、エアギャップ(オフライン保管)で攻撃者からの隔離が重要。クラウドバックアップではバックアップアカウントの権限分離(root/Owner権限の分離)も実装プラクティス。

出典・引用について

出典:IPA(情報処理推進機構)公式 基本情報技術者試験 令和元年度 秋期18/ 公的機関配布資料につき出典明記の上引用。解説は合格ナビによる独自AI解説です。

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