平成21年度 春期40テクノロジ系

基本情報 平成21年度 春期 問40:テクノロジ系に関する問題

無線 LAN や VPN 接続などで利用され, 利用者を認証するためのシステムはどれか。

  • aDES
  • bDNS
  • cIDS
  • dRADIUS 則41 PC からサーバに対し, IPv6 を利用した通信を行う場合, ネットワーク層で暗号化 を行うのに利用するものはどれか。 ア TIMPsec イ PPP ウ SSH エエ SSL正答
正答:DRADIUS 則41 PC からサーバに対し, IPv6 を利用した通信を行う場合, ネットワーク層で暗号化 を行うのに利用するものはどれか。 ア TIMPsec イ PPP ウ SSH エエ SSL

AI解説(初心者・標準・上級)

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初心者向けまずはここから。やさしく要点を解説

答えは d「RADIUS」 です。

RADIUS(ラディウス)は「利用者を認証する受付係」。Wi-FiやVPNでログインするとき、IDとパスワードが本物かを裏でチェックしている仕組みです。

会社や大学のWi-Fiで「個人IDとパスワードで入る」タイプは、たいていRADIUSサーバが裏で動いています。

👉 覚え方:RADIUS=「ネットワーク認証の門番」。

ほかの選択肢:a DES=昔の暗号方式(古い)/b DNS=名前を住所(IP)に変換する電話帳/c IDS=不審な侵入を見張る防犯カメラ。どれも認証システムではない。

標準試験対策の基準レベル

なぜこれが正解か

正解は d。RADIUS(Remote Authentication Dial In User Service)は、AAA(Authentication=認証、Authorization=認可、Accounting=課金/記録)を提供する認証プロトコル。無線LAN(IEEE 802.1X+EAP)、VPN、ダイヤルアップ接続などで利用者認証の集約管理に使われる。UDPベース(ポート1812/1813)で動作。

各選択肢の解説

  • a DES(Data Encryption Standard):旧式の共通鍵暗号方式。認証システムではない。
  • b DNS(Domain Name System):ドメイン名↔IPアドレス変換システム。
  • c IDS(Intrusion Detection System):不正侵入検知システム。認証ではなく監視。

覚え方・ひっかけ注意

認証関連用語の整理:RADIUS(AAA、無線/VPN)/TACACS+(Cisco製、認証/認可分離可能)/LDAP(ディレクトリサービス、ユーザ情報DB)/Kerberos(共通鍵チケット方式、Active Directory基盤)。RADIUSは「Remote」=遠隔認証、と頭文字で覚える。

上級誤答論破・背景理論まで深掘り

理論的背景

RADIUS(RFC 2865/2866)はクライアント-サーバ型のAAAプロトコル。NAS(Network Access Server、例:無線AP・VPNゲートウェイ)がRADIUSクライアントとなり、ユーザの認証情報をRADIUSサーバへ問い合わせる。サーバはユーザDB(ローカル/LDAP/Active Directory)と連携して認証を判定し、許可属性(VLAN ID、アクセス制限、帯域など)を返す。エンタープライズ無線ではIEEE 802.1XEAP(PEAP、EAP-TLSなど)を組み合わせ、サプリカント(端末)↔オーセンティケータ(AP)↔認証サーバ(RADIUS)の三者構成で安全な認証を実現する。EAP-TLSはクライアント証明書を使う最高セキュリティ方式。

実務での使われ方

後継規格としてDiameter(RFC 6733)が4G/5Gモバイル網で採用されるが、エンタープライズではRADIUSが依然主力。実装はFreeRADIUS(OSS)、Microsoft NPS(Windows Server)、Cisco ISE(高機能商用)など。クラウドではAzure AD認証連携、AWS Directory ServiceなどがRADIUSプロキシをサポート。BYOD対応にはMDM+証明書配布+RADIUSの組合せが定石。

試験での位置づけ

FE科目Aで認証方式の識別問題として頻出。ネットワークスペシャリスト・情報処理安全確保支援士では802.1X認証フロー、EAP方式の比較(PAP/CHAP/MS-CHAP/PEAP/EAP-TLS)、ゼロトラストネットワーク(ZTNA)との関連が問われる。

選択肢の発展補足

認証フェーズの整理:識別(Identification、IDの提示)→認証(Authentication、本人確認)→認可(Authorization、何ができるかの権限付与)→監査(Audit/Accounting、ログ記録)。多要素認証(MFA:知識/所持/生体)、シングルサインオン(SSO:SAML 2.0、OIDC)、フェデレーション認証も関連トピック。近年のトレンドはパスワードレス認証(FIDO2/WebAuthn)で、生体認証+ハードウェアキーの組合せが主流に向かっている。

出典・引用について

出典:IPA(情報処理推進機構)公式 基本情報技術者試験 平成21年度 春期40/ 公的機関配布資料につき出典明記の上引用。解説は合格ナビによる独自AI解説です。

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