平成21年度 春期55マネジメント系

基本情報 平成21年度 春期 問55:マネジメント系に関する問題

クライアント管理ツールに備わっている機能のうち, 業務に無関係なソフトウェア がインストールされていることを検出するのに最も有効なものはどれか、。

  • aインベントリ取集正答
  • b避隔操作
  • c稼働管理機能
  • dソフトウェア配信
正答:Aインベントリ取集

AI解説(初心者・標準・上級)

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初心者向けまずはここから。やさしく要点を解説

答えは a「インベントリ収集」 です。

インベントリ収集は「社内のPCに何が入っているかを一覧で集める機能」。家でいうと「棚卸し(たなおろし)」のイメージで、各PCに入っているソフトの一覧をぜんぶ集める作業。

これをすれば、業務に関係ないゲームや非公式ソフトが入っているPCを見つけ出せます。

👉 覚え方:インベントリ=「持ち物リスト」。社員PCの持ち物検査。

ほかの選択肢:b 遠隔操作=遠くからPCを動かす機能/c 稼働管理=使用時間の集計/d ソフトウェア配信=新しいソフトを配って入れる機能。どれも「不要ソフトを発見する」目的には合わない。

標準試験対策の基準レベル

なぜこれが正解か

正解は a。インベントリ収集(インベントリ管理)は、組織内のクライアントPCのハードウェア構成(CPU、メモリ等)とインストール済みソフトウェアの情報を自動収集する機能。これにより業務無関係なソフトや未承認ソフトの存在を検出でき、ライセンス管理・セキュリティ対策にも活用される。

各選択肢の解説

  • b 遠隔操作:管理者がリモートからPCを操作する機能。トラブル対応用で、検出には使えない。
  • c 稼働管理:PCの稼働時間や利用状況の集計。ソフト存在の確認は主目的ではない。
  • d ソフトウェア配信:管理サーバから一斉にソフトをインストール/更新する機能。検出ではなく配布。

覚え方・ひっかけ注意

IT資産管理ツール(ITAM)の4大機能:インベントリ収集(棚卸し)/遠隔操作(サポート)/ソフトウェア配信(一括導入)/ログ収集(操作記録)。「業務無関係なソフトを見つける=インベントリ」と紐付けて覚える。

上級誤答論破・背景理論まで深掘り

理論的背景

IT資産管理(ITAM: IT Asset Management)の国際規格はISO/IEC 19770シリーズで、IAIQ(資産情報の品質)とSAM(Software Asset Management)の運用プロセスを規定する。インベントリ収集の技術的実装は (1) エージェント型(クライアントにエージェントソフトを常駐させ自動収集)、(2) エージェントレス型(ネットワーク経由でWMI/SSHにより収集)、(3) ハイブリッド型に大別される。エージェント型は詳細情報を取得できるが導入負荷大、エージェントレスは導入容易だがネットワーク帯域への影響を考慮する。

実務での使われ方

代表製品はSKYSEA Client View、Microsoft Endpoint Manager(旧Intune+SCCM)、ManageEngine Endpoint Central、JAMF(Mac特化)、Tanium。ライセンス監査対応(Microsoft SAM、Oracle LMS、Adobe Audit)では、収集データを正規化しライセンス契約と突合する。シャドーIT(IT部門未承認の利用)対策、SaaS利用可視化(CASB/SSPM)への発展トピックも近年のトレンド。

試験での位置づけ

FE科目Aでは機能の用途識別問題が定番。応用情報・ITサービスマネージャでは構成管理(CMDB: Configuration Management Database)との統合、ITIL 4のサービス資産・構成管理プロセスとの関係が問われる。情報処理安全確保支援士ではEDR(Endpoint Detection and Response)との連携、脆弱性管理(CVE・JVNとの突合)が出題対象。

選択肢の発展補足

関連概念:MDM(Mobile Device Management、モバイル端末管理)/EMM(Enterprise Mobility Management、MDM+MAM+MCM)/UEM(Unified Endpoint Management、PC+モバイル統合管理、Windows/Mac/iOS/Androidをワンコンソール管理)。ゼロトラスト時代ではXDR(Extended Detection and Response)でインベントリ+EDR+NDR+SIEMを統合する流れ。SBOM(Software Bill of Materials)への対応はサプライチェーン攻撃対策で必須要件となりつつある。

出典・引用について

出典:IPA(情報処理推進機構)公式 基本情報技術者試験 平成21年度 春期55/ 公的機関配布資料につき出典明記の上引用。解説は合格ナビによる独自AI解説です。

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