2022 サンプル問題49テクノロジ系

基本情報 2022 サンプル問題 問49:テクノロジ系に関する問題

テレワークで活用しているVDI に関する記述として,適切なものはどれか。

  • aPC 環境を仮想化してサーバ上に置くことで,社外から端末の種類を選ばず自分 のデスクトップPC 環境として利用できるシステム正答
  • bインターネット上に仮想の専用線を設定し,特定の人だけが利用できる専用ネッ トワーク
  • c紙で保管されている資料を,ネットワークを介して遠隔地からでも参照可能な電 子書類に変換・保存することができるツール
  • d対面での会議開催が困難な場合に,ネットワークを介して対面と同じようなコミ ュニケーションができるツール - 25 -
正答:APC 環境を仮想化してサーバ上に置くことで,社外から端末の種類を選ばず自分 のデスクトップPC 環境として利用できるシステム

AI解説(初心者・標準・上級)

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初心者向けまずはここから。やさしく要点を解説

答えは a です。

VDIは「いつも会社で使ってる自分のパソコン画面を、まるごとサーバの中に置いておく仕組み」。家のタブレットからでも、出張先のホテルのPCからでも、ログインすれば“いつもの自分の机”がそのまま画面に出てくる。料理を作るのはお店の厨房(サーバ)で、お客さん側(手元の端末)は出来上がった皿を見るだけ、というイメージ。

👉 覚え方:VDI=Virtual Desktop Infrastructure=“仮想の机”をサーバ側に置く。

ほかの選択肢:b VPN=専用の安全な通信トンネル/c 紙の電子化=スキャナや電子化ツール/d オンライン会議=Zoom・Teams のこと。

標準試験対策の基準レベル

なぜこれが正解か

正解は a。VDI(Virtual Desktop Infrastructure:仮想デスクトップ基盤)は、デスクトップOSの実行環境をデータセンタのサーバ上で仮想マシンとして稼働させ、ユーザーは手元の端末(シンクライアント・PC・タブレット等)からネットワーク経由で画面転送プロトコルにより操作する方式。データが手元端末に残らないため、テレワーク時の情報漏えい対策として広く採用される。

各選択肢の解説

  • b:インターネットVPN(IPsec-VPN/SSL-VPN)の説明。
  • c:紙文書の電子化=ドキュメントスキャン/DMS(文書管理システム)の説明。
  • d:Web会議システム(Zoom・Teams・Webex 等)の説明。

覚え方・ひっかけ注意

「VDI=仮想のPCをサーバに置く」「VPN=仮想の専用線」と“仮想”が共通するため混同しやすい。VDIは“デスクトップ”を仮想化、VPNは“ネットワーク”を仮想化と切り分けると一発で判別できる。テレワーク3点セットとして VDI/VPN/Web会議は出題されやすい。

上級誤答論破・背景理論まで深掘り

理論的背景

VDI はサーバ仮想化基盤(VMware vSphere/Microsoft Hyper-V/Citrix Hypervisor 等)上で、ユーザーごとに専用VM(Persistent VDI)または共有プールから動的割当て(Non-persistent VDI)するデスクトップ仮想化方式。画面転送には PCoIP(Teradici)・HDX(Citrix)・Blast Extreme(VMware)・RemoteFX/RDP(Microsoft)などのプロトコルを用い、帯域・遅延に応じた圧縮・差分転送で快適性を確保する。

関連技術との比較

  • DaaS(Desktop as a Service):VDIをクラウド事業者がマネージドサービスとして提供(Azure Virtual Desktop/Amazon WorkSpaces)。
  • SBC(Server Based Computing)/RDS:1台のサーバOS上で複数ユーザーがセッションを共有する方式。VDIより低コストだがアプリ互換性に制約。
  • アプリケーション仮想化(Citrix Virtual Apps/App-V):個別アプリ単位で画面転送。

実務での扱い

金融・医療・官公庁など機密性要求の高い業界で標準採用。データは全てデータセンタに留まりエンドポイントには残らないためゼロトラスト・セキュリティとの親和性が高い。導入時はストレージI/O(IOPS)設計、GPU仮想化(vGPU)の要否、ライセンス(Windows VDA/RDS CAL)、ネットワーク帯域・遅延、災害対策が要点。

試験での位置づけ

基本情報技術者で頻出(テレワーク・働き方改革文脈)。基本情報技術者試験ではシンクライアント方式(ネットワークブート型/画面転送型/ブレードPC型)の比較や、VDIの可用性・パフォーマンス設計、ゼロトラストアーキテクチャとの関係が問われる。

選択肢の発展補足

b のVPNと VDI は併用される(VPNで認証された経路上で VDI 接続)。近年は VPN を介さずに ZTNA(Zero Trust Network Access)で直接 VDI 接続する構成も普及。d のWeb会議はWebRTC や SFU/MCU 方式、e2ee 暗号化など別軸の知識領域。

出典・引用について

出典:IPA(情報処理推進機構)公式 基本情報技術者試験 2022 サンプル問題49/ 公的機関配布資料につき出典明記の上引用。解説は合格ナビによる独自AI解説です。

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