2022 サンプル問題52テクノロジ系

基本情報 2022 サンプル問題 問52:テクノロジ系に関する問題

コアコンピタンスの説明はどれか。

  • a競合他社にはまねのできない自社ならではの卓越した能力正答
  • b経営を行う上で法令や各種規制,社会的規範などを遵守する企業活動
  • c市場・技術・商品(サービス)の観点から設定した,事業の展開領域
  • d組織活動の目的を達成するために行う,業務とシステムの全体最適化手法
正答:A競合他社にはまねのできない自社ならではの卓越した能力

AI解説(初心者・標準・上級)

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答えは a です。

コアコンピタンスは「ウチの会社にしかない、他社がマネできないスゴ技」のこと。たとえば任天堂のゲームの面白さ、トヨタのカイゼン、ユニクロのフリース技術みたいに、“ここだけの強み”を指します。

👉 覚え方:コア=中心、コンピタンス=能力。「会社の中心にある、マネされない能力」

ほかの選択肢:b コンプライアンス=ルールを守ること/c ドメイン=事業の活動範囲(どこで戦うか)/d EA(エンタープライズアーキテクチャ)=会社全体の業務とシステムを整える設計図。

標準試験対策の基準レベル

なぜこれが正解か

正解は a。コアコンピタンス(Core Competence)とは、ハメル&プラハラードが提唱した経営概念で、「競合他社が容易に模倣できず、複数の市場・製品展開を可能にする、自社固有の卓越した中核能力」を指す。技術・ノウハウ・組織能力など無形資産が中心。

各選択肢の解説

  • b:コンプライアンス(法令遵守)の説明。
  • c:事業ドメイン(事業領域:誰に・何を・どのように)の説明。エーベルの3次元定義が代表。
  • d:EA(エンタープライズアーキテクチャ)の説明。BA/DA/AA/TA の4階層で全体最適化を図る手法。

覚え方・ひっかけ注意

コアコンピタンスの3条件=①顧客価値に貢献/②競合が模倣困難/③複数事業に展開可能。「他社がマネできない=模倣困難性」のキーワードが選択肢にあれば即コアコンピタンス。dの“業務とシステムの全体最適化”はEA、cの“事業の展開領域”はドメインと、紛らわしい3用語をセットで暗記。

上級誤答論破・背景理論まで深掘り

理論的背景

コアコンピタンスは Hamel & Prahalad(1990, HBR『The Core Competence of the Corporation』)が提唱。3条件は

1. 顧客に対する価値提供(Customer Value)

2. 競合に対する差別化(Competitor Differentiation)/模倣困難性

3. 事業展開の拡張性(Extendability)/複数製品市場への応用可能性

。例として Honda の「エンジン技術」(自動車・バイク・芝刈機・発電機に展開)、Sony の「小型化技術」、3M の「粘着技術」が古典的事例。

関連理論との接続

  • VRIO 分析(Barney):経営資源を Value/Rarity/Inimitability/Organization の4観点で評価。コアコンピタンスは特に Inimitability(模倣困難性)と整合。
  • リソースベースドビュー(RBV):競争優位の源泉を外部市場構造ではなく内部経営資源に求める学派。
  • ダイナミックケイパビリティ(Teece):環境変化に応じて自社能力を再構成する高次能力。コアコンピタンスを動的に更新する概念。
  • 対比:ポーターの5フォース/3つの基本戦略は外部環境分析(ポジショニング学派)で、RBVとは思想が異なる。

実務での扱い

経営戦略策定では「自社のコアコンピタンスは何か」「それを活かせる事業領域はどこか」を起点に、SWOT・PEST・5フォース・VRIO を組み合わせて中長期計画を策定する。M&A や事業ポートフォリオ再編(PPM:プロダクト・ポートフォリオ・マトリクス)の判断基準にもなる。

試験での位置づけ

基本情報技術者・応用情報技術者のストラテジ系で頻出。中小企業診断士・MBAでは基礎概念。近年は DX 文脈で「データ・AI活用能力をコアコンピタンスにする」議論が増え、両利きの経営(既存事業の深化+新規事業の探索)と組み合わせた出題が想定される。

選択肢の発展補足

cのドメイン定義はエーベルの「顧客層/顧客機能/技術」の3軸で定義する手法が古典。dのEAはザックマンフレームワーク/TOGAFが代表的方法論で、IPA「EA策定ガイドライン」も日本では参照される。bのコンプライアンスはJ-SOX・GDPR・個人情報保護法など個別法制と紐づけて出題される。

出典・引用について

出典:IPA(情報処理推進機構)公式 基本情報技術者試験 2022 サンプル問題52/ 公的機関配布資料につき出典明記の上引用。解説は合格ナビによる独自AI解説です。

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