テクノロジ系コンピュータシステム
補数とは?
読み方: ほすう
1行定義
コンピュータが減算を加算回路で実現するための表現方法。2進数では2の補数を使い負の数を表現する
詳細解説
補数(Complement)は、コンピュータが減算を加算で実現するための数値表現方法で、2進数では「2の補数」が使われます。コンピュータの算術演算回路は加算を基本とするため、減算(A - B)を「A + (-B)」と表現できれば加算回路だけで減算が実現できます。そのために負の数を2の補数で表現します。2の補数の求め方は2ステップです。元の2進数の全ビットを反転(0を1に・1を0に)する(1の補数)、そこに1を加算する(2の補数の完成)。例えば8ビットで-5を表現する場合、5は00000101→全ビット反転で11111010→1を加算して11111011が-5の2の補数表現です。2の補数の性質として、最上位ビット(MSB)が0なら正の数、1なら負の数を表します。8ビット符号付き整数では-128〜+127(2^7=128通り)が表現可能です。2の補数では「正の数の補数 + 正の数 = 0」が成り立ちます(オーバーフロービットを無視)。例:5(00000101) + (-5)(11111011) = 100000000→上位ビットを無視すると00000000=0。1の補数は全ビット反転のみで、0の表現が+0と-0の2通りになる欠点があり現代はほぼ使われません。10進数の補数表現としては10の補数(10進補数)があり、10の補数=10^n - 元の数(例:3桁で5の10の補数=1000-5=995)です。ITパスポートでは「2の補数の求め方」「MSBと符号の関係」「補数を使った減算の仕組み」が頻出です。
ITパスポートでの出題ポイント
- 12の補数:全ビット反転(1の補数)後に1を加算して求める
- 2MSB(最上位ビット)が0で正の数、1で負の数を表す
- 3補数を使い加算回路だけで減算を実現できる
- 48ビット符号付き整数:-128〜+127の256通り(2^8)を表現
関連用語
シラバス 6.5 準拠 / 最終更新: 2026-05-26