ストラテジ系経営戦略
デファクトスタンダードとは?
読み方: でふぁくとすたんだーど
1行定義
公的な標準化機関の認定なしに、市場での普及・競争の結果として事実上の業界標準となった規格・製品・技術のこと
詳細解説
デファクトスタンダード(De Facto Standard)は「事実上の標準」を意味し、ISO・JISなどの公的機関が定める「デジュール(De Jure)スタンダード」に対比する概念です。市場における競争や普及の結果、自然発生的に業界標準となった状態を指します。代表例として、WindowsのOS分野での支配的シェア、Excelによるスプレッドシートフォーマット、PDF(Adobe発祥)、Bluetooth・Wi-Fiなどが挙げられます。デファクトスタンダードを獲得した企業は、競合が自社規格への互換性を求める立場になるため、市場における交渉力と参入障壁が飛躍的に高まります。デファクト獲得の戦略として「普及を優先して価格を低く設定する」「他社へライセンスを解放して一気に広める」「囲い込みで乗り換えコスト(スイッチングコスト)を高める」などが使われます。ITパスポートでは「デファクト(事実上)vsデジュール(公的)」という対比、「ネットワーク外部性(利用者が増えるほど価値が高まる効果)」との関連が頻出です。プラットフォーム戦略や標準化競争の文脈で出題されることが多くなっています。
ITパスポートでの出題ポイント
- 1デファクト(事実上の標準)vsデジュール(公的機関認定の標準)の対比
- 2ネットワーク外部性:利用者増加で価値が高まりデファクト化が加速する
- 3スイッチングコスト:デファクト獲得後の乗り換え障壁として競合優位を維持
関連用語
シラバス 6.5 準拠 / 最終更新: 2026-05-26