SDN(ソフトウェア定義ネットワーク)とは?
Software-Defined Networkingの略。ネットワーク機器の制御機能をソフトウェアで集中管理し、プログラムで動的にネットワークを制御する技術
詳細解説
SDN(Software-Defined Networking: ソフトウェア定義ネットワーク)は、従来ルータやスイッチのハードウェアに組み込まれていた「制御プレーン(ネットワーク制御・経路決定)」を「データプレーン(実際のパケット転送)」から分離し、ソフトウェアコントローラで集中管理するネットワークアーキテクチャです。従来のネットワーク機器では各ルータが独立して経路制御を行うため、ネットワーク全体の構成変更・トラフィック最適化・新しいポリシー適用が困難で時間もかかりました。SDNではコントローラが全体を把握してOpenFlow等のプロトコルで各スイッチにフロールールを配布することで、ネットワーク全体を柔軟かつ素早く変更できます。SDNの主要コンポーネントはSDNコントローラ(集中管理ソフトウェア・OpenDaylight・ONOS等)・データプレーン(OpenFlowスイッチ等のフォワーディング機器)・サウスバウンドAPI(コントローラとスイッチの通信・OpenFlowが代表)・ノースバウンドAPI(アプリとコントローラの通信)です。SDNのメリットはネットワーク構成のプログラム化(自動化・迅速変更)・ネットワーク全体の一元的可視化・帯域最適化(トラフィックエンジニアリング)・仮想ネットワーク(テナント分離)の容易な実現です。クラウドデータセンター・5Gコア・大規模キャンパスネットワークでの採用が進んでいます。NFV(Network Functions Virtualization)は物理ネットワーク機器の機能をソフトウェアで仮想化する概念でSDNと補完関係にあります。ITパスポートでは「SDNの定義と制御プレーン・データプレーン分離の意味」「従来ネットワークとの違い」「メリット」が出題されます。
ITパスポートでの出題ポイント
- 1制御プレーン(経路決定)とデータプレーン(パケット転送)を分離
- 2SDNコントローラがOpenFlow等でスイッチに経路ルールを集中配布
- 3ネットワークのプログラム化・自動化・迅速変更が可能
- 4クラウドデータセンター・5Gコアに広く採用