テクノロジ系システム開発
シーケンス図とは?
読み方: しーけんすず
1行定義
UMLの振る舞い図の一種。オブジェクト間のメッセージ送受信を時系列(縦軸)で表し、システムの動的な動きを可視化する
詳細解説
シーケンス図(Sequence Diagram)は、UML(統一モデリング言語)の振る舞い図に分類される図で、システムを構成するオブジェクト・コンポーネント・アクター間のメッセージ(関数呼び出し・イベント)のやり取りを時系列(上から下)に沿って表現します。処理フローの「誰が・誰に・何を・いつ」を明確に示すため、要件定義から詳細設計まで幅広く使われます。シーケンス図の構成要素は次の通りです。ライフライン:各参加オブジェクトを縦線で表現。上部の四角ボックスにオブジェクト名を記述。メッセージ:オブジェクト間の通信を横方向の矢印で表現。同期メッセージ(実線矢印・応答待ち)・非同期メッセージ(先端が開いた矢印・応答待ちなし)・返り値(破線矢印)の3種類があります。活性区間(実行仕様):オブジェクトが処理を行っている時間を細い縦長の四角で表現。複合フラグメント:条件分岐(alt)・繰り返し(loop)・オプション(opt)・並列処理(par)を明示する枠。シーケンス図の読み方:上から順にメッセージが流れ、返り値は破線矢印で元のオブジェクトへ戻ります。活用場面はAPIの呼び出しシーケンスの確認・ユースケースの実現方法の詳細化・バグ再現シナリオの整理です。クラス図が「構造(静的)」を表すのに対し、シーケンス図は「振る舞い(動的)」を表す点が重要な違いです。ITパスポートでは「シーケンス図の読み方」「クラス図との役割の違い」「メッセージ・ライフラインの概念」が出題されます。
ITパスポートでの出題ポイント
- 1ライフライン(縦線)×メッセージ(横矢印)で時系列の処理フローを表現
- 2上から下へ時系列、返り値は破線矢印で返る
- 3同期(応答待ち)と非同期(応答待ちなし)メッセージを区別
- 4クラス図(静的構造)に対しシーケンス図は動的な振る舞いを表す
関連用語
シラバス 6.5 準拠 / 最終更新: 2026-05-26