行政書士の記述式対策|配点と書き方のコツ

2026-06-01行政書士 記述式

記述式の基本情報:3問60点の重さ

行政書士試験の記述式は法令等(行政書士試験全体)の中の3問・計60点です。満点300点のうち20%を占めます。

問題数科目の内訳1問あたりの配点合計配点
3問民法2問・行政法1問(例年)20点60点

択一式で法令等122点以上・基礎知識24点以上という足切りをクリアしたうえで、総合180点に達するには記述式でどの程度得点するかが重要な変数になります。

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採点の仕組みと「キーワード採点」

記述式の採点基準は公式に公開されていませんが、一般的にキーワード採点方式が採られているとされています。解答に含まれるべきキーワード(条文の要件・法律用語・法的結論)が含まれているかどうかで部分点が決まります。

したがって、「正確に書けない」という理由で空白にするよりも、知っているキーワードをすべて書くことが重要です。

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記述式の頻出テーマ

民法(例年2問)

物権・担保物権

  • 不動産の物権変動と登記(二重譲渡・第三者の範囲)
  • 抵当権の効力・実行・消滅

債権・契約各則

  • 売買・賃貸借の規定(特に契約不適合責任)
  • 不法行為の成立要件と損害賠償(過失相殺・共同不法行為)

相続

  • 法定相続分・遺言の方式・遺留分侵害額請求

行政法(例年1問)

  • 行政処分の違法性と取消訴訟の要件
  • 行政不服申立ての手続き(審査請求・裁決の種類)
  • 国家賠償法1条・2条の要件

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記述式の書き方:基本構文

構文パターン1:要件列挙型

「〜の場合(要件)、〜は〜できる(効果)」という構文です。

例(不法行為の記述):

「BがAに対して損害賠償を請求するには、Bに故意または過失があること、権利または法律上保護される利益の侵害があること、損害が発生したこと、加害行為と損害との間に因果関係があることが必要である。」

構文パターン2:結論先出し型

「〜は〜(法的地位・権利)を有する。なぜなら〜(理由・根拠条文)だからである。」という構文です。

記述の字数

記述式1問あたりの解答欄は概ね40〜60字程度です。長すぎず短すぎず、核となるキーワードを確実に盛り込みます。余白があっても短い答えで完結させる訓練が必要です。

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記述式の練習方法

ステップ1:テーマを絞って条文の要件を整理する

頻出テーマの条文を「要件と効果」に分解してノートにまとめます。参考書をそのまま写すのではなく、自分の言葉で言い換えることで記憶の定着が変わります。

ステップ2:実際に手で書いてみる

頭で「わかっているつもり」でも、いざ書くと言葉が出てこないことがあります。演習問題を使って、制限字数内にキーワードを収める練習を繰り返します。

ステップ3:解答例と照合し「漏れたキーワード」を確認する

解答例と自分の答えを比較して、どのキーワードが欠けていたかを確認します。欠けたキーワードは「なぜ必要か」を考えながら覚え直します。

民法の問題集行政法の問題集の択一式で知識を固めたうえで、記述式の練習に移ることが基本の流れです。

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記述式で失点しやすいパターン

パターン1:要件を「全部書かなくても大丈夫」と油断する

民法の不法行為・物権変動など要件が複数ある論点では、1つ欠けるだけで部分点が下がります。要件を漏れなく列挙することを意識します。

パターン2:問いに答えていない

「誰が誰に対して何ができるか」という設問に対し、「〜が成立する」というような一般的な解答を書いてしまうパターンです。問いの主語・目的語を意識して答えます。

パターン3:用語が不正確

「取消し」と「無効」、「審査請求」と「訴訟」、「解除」と「解約」など、法律用語を混同すると減点になります。正確な法律用語を使う習慣をつけます。

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まとめ

記述式60点は「書けないと完全に失う」のではなく「部分点を積み上げる場所」です。頻出テーマの要件を整理し、実際に手で書く練習を繰り返すことで確実に得点できるようになります。

無料演習モードで択一式の基礎を固めてから、記述式の練習に移る流れを試してみてください。

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