危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法10品名分類(第一石油類・水溶性)

危険物乙四 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法 問10:品名分類(第一石油類・水溶性)

アセトンの性状に関する次の記述のうち、**正しいもの**はどれか。

  • アセトンは第一石油類のうち水溶性に分類され、指定数量は400Lである。正答
  • アセトンは水に溶けにくい非水溶性の液体で、指定数量は200Lである。
  • アセトンは引火点が高く、常温では引火する危険がほとんどない。
  • アセトンの火災には通常の泡消火剤がそのまま最も有効で、耐アルコール泡を用いる必要はない。
  • アセトンは水より重く(液比重1より大きく)、水の底に沈む。
正答:アセトンは第一石油類のうち水溶性に分類され、指定数量は400Lである。

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正しいのはアです。アセトンは第一石油類の水溶性で、指定数量は400Lです(非水溶性のガソリンは200L)。

  • ア(正): 第一石油類・水溶性・指定数量400L。
  • イ(誤): アセトンは水溶性(水によく溶ける)。200Lは非水溶性の値。
  • ウ(誤): アセトンは引火点が低く常温で引火する。
  • エ(誤): 水溶性なので耐アルコール泡が必要。通常泡は溶ける。
  • オ(誤): アセトンは液比重1未満で水より軽い。沈むは誤り。

「アセトン=第一石油類・水溶性・400L・耐アルコール泡」を固定します。

標準試験対策の基準レベル

アセトン(第一石油類・水溶性)の性状:

  • ア(正): アセトンは第一石油類(引火点21℃未満)のうち水溶性に分類される。第一石油類の指定数量は非水溶性200L/水溶性400Lで、アセトンは400L。
  • イ(誤): アセトンは水によく溶ける(水溶性)。200Lは非水溶性(ガソリン・ベンゼン等)の指定数量で、アセトンには当たらない。
  • ウ(誤): アセトンは引火点が低く(おおむね−20℃前後)、常温で引火する。「引火点が高く常温で引火しない」は誤り。
  • エ(誤): アセトンは水溶性なので、通常の泡は溶けて消える。耐アルコール泡(水溶性液体用泡)が必要。
  • オ(誤): アセトンの液比重は1未満(水より軽い)で水に浮く(ただし水溶性なので水と混ざる)。「水より重く沈む」は誤り。

指定数量の対比(第一石油類): ガソリン・ベンゼン・トルエン(非水溶性)=200L/アセトン(水溶性)=400L。同じ第一石油類でも水溶性は2倍。

引っかけパターン: アセトンを非水溶性(200L)とする(イ)、引火点が高いとする(ウ)、耐アルコール泡不要とする(エ)。「アセトン=水溶性・400L・耐アルコール泡」を核心に。

上級誤答論破・根拠法令まで深掘り

【理論的背景】

アセトンは第一石油類のうち水溶性に分類される代表的な水溶性引火性液体です。第一石油類は引火点21℃未満で危険性が高く、アセトンも引火点が低く常温で引火します。同じ第一石油類でも、非水溶性(ガソリン・ベンゼン)が指定数量200Lなのに対し、水溶性のアセトンは2倍の400Lです(水溶性は火災時に水で希釈・消火しやすいため指定数量が大きい)。水溶性ゆえに消火は耐アルコール泡が必要で、指定数量・消火法の両面で「水溶性」が鍵になります。

【実務・条文構造(物性・指定数量)】

アセトンの性状:

  • 区分: 第一石油類・水溶性。指定数量400L
  • 引火点: 低い(おおむね−20℃前後)。常温で引火する。
  • 液比重: 1未満(水より軽い)。
  • 水溶性: 水によく溶ける(任意の割合で混ざる)。
  • 蒸気: 空気より重い。特有のにおい。揮発しやすい。

指定数量の整理(第一石油類):

  • 非水溶性(ガソリン・ベンゼン・トルエン等): 200L。
  • 水溶性(アセトン・ピリジン等): 400L。
  • 規則性: 水溶性は非水溶性の2倍(第二石油類も非水溶性1,000L/水溶性2,000L、第三石油類も非水溶性2,000L/水溶性4,000L)。

消火法:

  • アセトンは水溶性のため、通常の泡(水ベース)が溶けて消泡し液面を覆えない。耐アルコール泡(水溶性液体用泡消火剤)を用いる。粉末・CO₂も有効。
  • 水溶性なので大量の水で希釈すれば燃焼下限界以下にできる場合があるが、現場では耐アルコール泡が基本。

注意点:

  • 引火点が低く揮発しやすいため、容器密栓・火気厳禁・換気・静電気対策が必要。

【試験での位置づけ】

アセトンは性質科目・指定数量(法令)で問われます。核心は(1)第一石油類・水溶性・指定数量400L、(2)引火点が低く常温で引火、(3)水溶性ゆえ消火は耐アルコール泡、(4)液比重1未満(水より軽い)。引っかけはアセトンを非水溶性(200L)とする誤り、引火点が高いとする誤り、耐アルコール泡不要とする誤りです。「同じ第一石油類でも水溶性のアセトンは400L(非水溶性ガソリンの2倍)」という指定数量のポイントを押さえます。

【各選択肢の発展補足】

  • ア(正): 第一石油類・水溶性・指定数量400L。
  • イ(誤): アセトンは水溶性。200Lは非水溶性の値。
  • ウ(誤): アセトンは引火点が低く常温で引火する。
  • エ(誤): 水溶性なので耐アルコール泡が必要。
  • オ(誤): アセトンは液比重1未満で水より軽い。沈むは誤り。

【根拠】§指定数量表(第一石油類・水溶性400L)、品名区分。

【補足】アセトン=第一石油類・水溶性・指定数量400L(非水溶性ガソリンは200L)/引火点が低く常温で引火/消火は耐アルコール泡/液比重1未満。【監修確定 2026-06-03】

<!-- 監修確定 2026-06-03: アセトン(第一石油類水溶性/指定数量400L/引火点低い/水溶性/耐アルコール泡/液比重<1)は設計書1-1の確定値(アセトン=第一石油類水溶性400L)と一致。正答ア。誤りなし。 -->

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(公表問題の転載ではありません)。 根拠・出典:根拠: §指定数量表・品名区分。アセトンは第一石油類のうち**水溶性**に分類され、指定数量400L(第一石油類非水溶性ガソリン等は200L)。引火点が低く(おおむね−20℃前後)常温で引火する。水溶性のため火災には耐アルコール泡が必要。液比重は1未満(水より軽い)。【監修確定 2026-06-03】 現行の消防法令(2026年基準)に準拠し、根拠法令・規則を明記しています。

関連論点

アセトンの性状頻出度B

危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法の他の問題

1
第4類の共通性状
2
消火方法
3
品名分類
4
ガソリン
5
灯油・軽油
6
重油

科目別に解いて、危険物乙四に合格

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