危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法38品名分類

危険物乙四 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法 問38:品名分類

第4類危険物の代表的な用途と性質の組合せについて、次の記述のうち**誤っているもの**はどれか。

  • ガソリンは自動車の燃料に用いられ、引火点が極めて低く非常に引火しやすい。
  • アセトンは溶剤(マニキュア除光液・塗料の溶剤等)に用いられ、水によく溶ける。
  • グリセリンは医薬品・化粧品・不凍液等に用いられ、水に溶ける第三石油類である。
  • 灯油は暖房・燃料に用いられ、常温でも極めて引火しやすく、ガソリンより引火点が低い。正答
  • キシレン・トルエンは溶剤・有機合成原料に用いられ、引火性がある。
正答:灯油は暖房・燃料に用いられ、常温でも極めて引火しやすく、ガソリンより引火点が低い。

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誤っているのはエです。灯油の引火点は40℃以上で、ガソリン(−40℃以下)より高く、常温では引火しにくいです。

  • ア(正): ガソリン=自動車燃料・引火点が極めて低い。
  • イ(正): アセトン=溶剤・水溶性。
  • ウ(正): グリセリン=医薬品・不凍液・第三石油類・水溶性。
  • エ(誤): 灯油はガソリンより引火点が高く、常温では引火しにくい。
  • オ(正): キシレン・トルエン=溶剤・引火性あり。

「灯油はガソリンより引火点が高い(40℃以上)」を押さえます。

標準試験対策の基準レベル

各物質の用途と性質:

代表的な第4類危険物の用途と引火性を整理します。

  • ア(正): ガソリンは自動車燃料。引火点約−40℃以下で常温よりはるかに低く、非常に引火しやすい(第一石油類)。
  • イ(正): アセトンは除光液・塗料の溶剤等に用いられ、水によく溶ける(第一石油類・水溶性)。
  • ウ(正): グリセリンは医薬品・化粧品・不凍液等に用いられる第三石油類で、水に溶ける(水溶性)。
  • エ(誤): 灯油は暖房・燃料に用いられ、引火点は40℃以上でガソリンより高い。常温では引火しにくく、「常温で極めて引火しやすく、ガソリンより引火点が低い」は逆で、本問の正答。
  • オ(正): キシレン・トルエンは溶剤・有機合成原料で引火性がある(トルエン=第一石油類、キシレン=第二石油類)。

引っかけパターン: 灯油の引火点をガソリンより低いとする、灯油を常温で極めて引火しやすいとする。「ガソリン−40以下<灯油40以上」を固定します。

上級誤答論破・根拠法令まで深掘り

【理論的背景】

第4類危険物は身近な製品に多く使われており、用途と性質を結びつけて覚えると理解が深まります。重要なのは、用途が似ていても引火点(危険性)は物質ごとに大きく異なる点です。とくに「燃料」として並べられるガソリンと灯油は、引火点が約80℃も違い、常温での危険性がまったく異なります。

【用途と性質の整理(確定値)】

  • ガソリン(第一石油類・非水溶性): 自動車燃料。引火点約−40℃以下、発火点約300℃、蒸気比重3〜4。常温で容易に引火、静電気にも注意。最も身近で危険。
  • アセトン(第一石油類・水溶性): 除光液・塗料溶剤・合成原料。引火点約−20℃。水溶性なので消火は耐アルコール泡。
  • トルエン・ベンゼン(第一石油類・非水溶性): 溶剤・有機合成原料。引火点が低く引火しやすい。ベンゼンは有毒(発がん性)。
  • 灯油(第二石油類・非水溶性): 暖房・燃料。引火点40℃以上。常温では引火しにくいが、加熱・霧化・布染込みで危険。
  • キシレン(第二石油類・非水溶性): 溶剤。引火点は灯油と近い範囲。
  • グリセリン(第三石油類・水溶性): 医薬品・化粧品・不凍液・ニトログリセリン原料。引火点が高く(70℃以上)常温では引火しにくい。
  • エチレングリコール(第三石油類・水溶性): 自動車の不凍液(クーラント)。

危険性の序列(引火点の低い順=危険な順): 特殊引火物 > ガソリン・アセトン・トルエン(第一)> アルコール類 > 灯油・キシレン(第二)> グリセリン・重油(第三)。

【試験での位置づけ】

用途と性質の組合せは性質科目で頻出(頻出度B)です。核心は、(1)ガソリンは引火点が極めて低く(−40以下)非常に危険、(2)灯油はガソリンより引火点が高い(40以上)・常温では引火しにくい、(3)アセトン・グリセリン・エチレングリコールは水溶性、(4)用途が「燃料」でも引火点は大きく異なる、です。引っかけは、灯油をガソリンより引火点が低い・常温で極めて引火しやすいとする(本問のエ)です。代表物質の引火点(ガソリン−40以下・灯油40以上・重油60以上・グリセリン70以上)を用途とセットで覚えると確実です。

【各選択肢の発展補足】

  • ア(正): ガソリン=自動車燃料・引火点が極めて低い。
  • イ(正): アセトン=溶剤・水溶性。
  • ウ(正): グリセリン=医薬品・不凍液・第三石油類・水溶性。
  • エ(誤・正答): 灯油はガソリンより引火点が高く常温では引火しにくい。
  • オ(正): キシレン・トルエン=溶剤・引火性あり。

【根拠】教科書値(DESIGN確定表・危政令別表第三)。

【補足】ガソリン(自動車燃料・引火点−40以下)<灯油(暖房燃料・引火点40以上)。アセトン/グリセリン/エチレングリコールは水溶性。用途が燃料でも引火点は大きく異なる。

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(公表問題の転載ではありません)。 根拠・出典:根拠: 教科書値(DESIGN確定表)。ガソリン引火点約−40℃以下、灯油引火点40℃以上。灯油はガソリンより引火点が**高く**、常温では引火しにくい。アセトン(水溶性)・グリセリン(第三石油類・水溶性)・キシレン/トルエン(溶剤)の用途・性質は妥当。 現行の消防法令(2026年基準)に準拠し、根拠法令・規則を明記しています。

関連論点

各物質の用途と危険性(ガソリン・アセトン・グリセリン等頻出度B

危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法の他の問題

1
第4類の共通性状
2
消火方法
3
品名分類
4
ガソリン
5
灯油・軽油
6
重油

科目別に解いて、危険物乙四に合格

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