衛生管理者試験の出題範囲・配点・合格基準

第二種は計30問・300点満点、第一種は有害業務の範囲が加わり計44問・400点満点。各科目40%以上かつ合計60%以上が合格基準です。 各科目名から、その科目のオリジナル問題集に進めます。

試験概要

資格区分
国家資格(衛生管理者)。一定規模以上の事業場で選任が義務(労働安全衛生法)
実施機関
公益財団法人 安全衛生技術試験協会
受験資格
学歴に応じた労働衛生の実務経験が必要(大学・短大・高専卒=1年以上/高校卒=3年以上/実務のみ=10年以上 等)
試験日
各地の安全衛生技術センターでほぼ毎月実施(地域により異なる)
試験時間
3時間(科目免除者は2時間15分)
出題数
第二種=30問/第一種=44問
満点・合格点
第二種=300点満点/第一種=400点満点。各科目40%以上かつ合計60%以上で合格
受験手数料
8,800円(第一種・第二種とも・非課税/最新額は協会公式を確認)
第一種と第二種
第一種=全業種で選任可。第二種=有害業務の少ない業種(情報通信業・金融保険業・卸売小売業 等)のみ

出典: 公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表資料(試験案内・試験手数料)。 日程・合格率・手数料は変わることがあるため、最新の正確な情報は同協会の公式発表をご確認ください。

科目別の出題数・配点

受験する種別によって出題範囲と満点が異なります。第一種は有害業務に係る範囲が加わります。

第二種衛生管理者(計30問・300点満点)

科目出題数配点
関係法令(有害業務以外)10問100点
労働衛生(有害業務以外)10問100点
労働生理10問100点
合計30問300点

第一種衛生管理者(計44問・400点満点)

合格基準(絶対評価)

  • 各科目の得点が40%以上であること(第一種で範囲が分かれる科目は範囲ごとに40%以上)
  • 全科目の合計得点が60%以上であること(第二種=180点以上/第一種=240点以上)
  • 上記2つをすべて満たすと合格(1範囲でも40%未満だと足切りで不合格)

科目別の重要度と学習の優先順位

共通科目で確実に得点し、第一種受験者は有害業務の範囲で足切りを回避するのが定石です。各科目名から、その科目のオリジナル問題集に進めます。

関係法令(有害業務以外)共通頻出

安全衛生管理体制・衛生委員会・健康診断・労働基準法など。条文の数値要件(人数・面積・日数)を正確に覚えるのが得点の鍵。

関係法令(有害業務以外)の問題を解く
労働衛生(有害業務以外)共通頻出

温熱条件・換気・採光照度・食中毒・メンタルヘルス・救急処置・労働衛生統計。日常感覚で解ける問題も多い得点源。

労働衛生(有害業務以外)の問題を解く
労働生理共通得点源

循環器・呼吸・代謝・神経・血液・体温調節など人体の仕組み。範囲が安定しており、得点を稼ぎやすい科目。

労働生理の問題を解く
関係法令(有害業務)第一種のみ第一種・足切り注意

特化則・有機則・粉じん則・電離則・酸欠則などの規則。第一種のみ出題。範囲ごとに40%の足切りがあるため対策必須。

関係法令(有害業務)の問題を解く
労働衛生(有害業務)第一種のみ第一種・足切り注意

有害物の性質・作業環境測定・局所排気装置・保護具・職業性疾病。第一種の合否を分ける専門科目。

労働衛生(有害業務)の問題を解く

合格に向けた勉強法の要点

合格基準が決まっている試験だからこそ、点の取り方には定石があります。次の4点を意識すると効率的です。

1

まず受験する種別を決める

全業種で衛生管理者になれる第一種か、有害業務の少ない業種向けの第二種か。職場で必要な種別を確認してから学習範囲を決めると無駄がありません。

2

全科目40%以上を満たす(足切り回避)

合計60%でも、1科目(第一種は範囲ごと)が40%未満だと不合格です。苦手科目を捨てず、すべての範囲で最低ラインを越えることを最優先にします。

3

関係法令は数値要件を正確に

選任人数・作業場の面積・健康診断の頻度など、関係法令は数字の暗記が得点に直結します。条文の根拠とセットで覚えると忘れにくくなります。

4

問題演習で出題パターンに慣れる

衛生管理者試験は出題論点が安定しているため、過去の論点を問題演習で繰り返すのが最短ルート。間違えた問題は根拠法令まで戻って理解します。