CVSS(脆弱性評価)とは?
Common Vulnerability Scoring Systemの略。脆弱性の深刻度を0〜10点で数値化する国際標準評価システム
詳細解説
CVSS(Common Vulnerability Scoring System: 共通脆弱性評価システム)は、ソフトウェアやハードウェアの脆弱性の深刻度を客観的・標準的に評価するためのフレームワークで、0.0〜10.0のスコアで脆弱性の重大度を示します。NISの支援のもとFIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が管理しており、現在のバージョンはCVSS v4.0です。CVSSのスコアは3種類のメトリクスグループで構成されます。基本メトリクス(Base Metrics):脆弱性そのものの特性(攻撃ベクタ・攻撃の複雑さ・必要な特権・ユーザーの関与・影響範囲・機密性/完全性/可用性への影響)を評価。これが基本スコア(0〜10)の基盤。現状メトリクス(Temporal Metrics):現時点でのExploitコードの存在・パッチの有無で調整。環境メトリクス(Environmental Metrics):自組織の環境・資産価値に応じてカスタマイズ。スコアの解釈は0.0=なし、0.1〜3.9=低、4.0〜6.9=中、7.0〜8.9=高、9.0〜10.0=緊急で分類されます。CVSSスコア9.0以上の「緊急」脆弱性はLog4Shell(10.0)・Heartbleed(7.5)・EternalBlue(8.1)などが知られています。日本ではIPAが国内向けにJVN(Japan Vulnerability Notes)でCVSS評価付きの脆弱性情報を公開しています。ITパスポート試験では「CVSSの目的」「スコアの意味(0〜10)」「CVEとの関係」「パッチ適用優先順位への活用」が出題されます。
ITパスポートでの出題ポイント
- 1脆弱性の深刻度を0〜10の数値で標準化(9.0以上が緊急)
- 2基本・現状・環境の3種のメトリクスでスコアを算出
- 3CVEと組み合わせてパッチ適用の優先順位決定に活用
- 4IPAがJVNでCVSSスコア付き脆弱性情報を公開