テクノロジ系システム開発
プロトタイピングとは?
読み方: ぷろとたいぴんぐ
1行定義
開発の早期に試作品(プロトタイプ)を作ってユーザーに確認・フィードバックを得ながら要件を明確化する開発手法
詳細解説
プロトタイピング(Prototyping)は、システム開発の早期段階に実際に動作する試作品(プロトタイプ)を素早く作成してユーザーや顧客に見せ、フィードバックを得て要件を修正・明確化しながら開発を進める手法です。要件が最初から明確でないシステムや、UI/UXの確認が重要なシステムに特に有効です。プロトタイプの種類は大きく2つに分けられます。使い捨てプロトタイプ(Throwaway Prototype):要件確認のみを目的として迅速に作成し、フィードバック取得後に廃棄。本番コードとは別に作る。進化的プロトタイプ(Evolutionary Prototype):プロトタイプを継続的に改良し、最終的な製品として完成させる(アジャイル開発に近い)。プロトタイピングのメリットはユーザーが動くものを見ることで要件の誤解・見落としを早期発見できる・UIの使いやすさをコーディング前に検証できる・ステークホルダーとのコミュニケーションが促進される・要件変更に対して柔軟に対応できることです。デメリットはプロトタイプがあると「もうほぼ完成」と勘違いされるリスク・低品質なプロトタイプコードが本番に流用されてしまうリスク・プロトタイプ作成の追加工数です。ウォーターフォールとの比較でプロトタイピングは「要件が不明確な場合に有効」、ウォーターフォールは「要件が明確な大規模プロジェクトに有効」という使い分けになります。ITパスポート試験では「プロトタイピングの目的」「使い捨てプロトタイプと進化的プロトタイプの違い」「ウォーターフォール・スパイラルとの比較」が頻出です。
ITパスポートでの出題ポイント
- 1早期に試作品を作ってユーザーフィードバックで要件を確認・修正
- 2使い捨て(検証後廃棄)と進化的(そのまま製品化)の2種類
- 3要件が不明確なシステム・UIが重要なシステムに特に有効
- 4プロトタイプを本番コードと勘違いされるリスクに注意
関連用語
シラバス 6.5 準拠 / 最終更新: 2026-05-26