テクノロジ系システム開発
RAD(高速開発)とは?
読み方: らっど
1行定義
Rapid Application Developmentの略。プロトタイピングとCASEツールを活用し、短期間(数週間〜数ヶ月)でシステムを開発する手法
詳細解説
RAD(Rapid Application Development: 高速アプリケーション開発)は、James Martinが1991年に提唱した開発方法論で、プロトタイプ開発・ユーザー参加・CASEツール(Computer-Aided Software Engineering)の活用・小規模チームを組み合わせることで、従来のウォーターフォールより大幅に短い期間(数週間〜数ヶ月)でシステムを開発することを目的とします。RADの主要な特徴は要件定義・設計・実装を並行して進めてサイクルタイムを短縮・ユーザーが開発に積極的に参加してフィードバックを頻繁に行う・繰り返しのプロトタイピングで要件を素早く確定・ローコード/ノーコードツール・ジェネレーターを活用してコーディング量を削減します。現代のアジャイル開発とRADは思想的に近く、RADはアジャイルの前身とも位置づけられます。ただしRADはUXやビジネスプロセスの可視化・ドキュメントよりも速度を重視するため、品質管理が手薄になりやすい点がデメリットです。RADが向いているシナリオは中規模システム・業務アプリ・プロトタイプの本番転用・要件が大まかに把握できているがユーザー確認が必要なプロジェクトです。ITパスポート試験では「RADの特徴」「プロトタイピングとの関係」「ウォーターフォール・アジャイルとの比較」が出題されます。
ITパスポートでの出題ポイント
- 1プロトタイピングとCASEツールで短期間でのシステム開発を実現
- 2ユーザーが開発に積極的に参加してフィードバックを頻繁に行う
- 3アジャイル開発の前身的な手法、速度重視で品質管理が課題
- 4中規模・業務アプリ・要件がある程度把握できているプロジェクトに向く
関連用語
シラバス 6.5 準拠 / 最終更新: 2026-05-26