ストラテジ系財務会計
ROE(自己資本利益率)とは?
読み方: あーるおーいー
1行定義
株主が出資した自己資本に対して企業が生み出した当期純利益の割合。ROE=当期純利益÷自己資本×100(%)。株主の視点の収益性指標。
詳細解説
ROE(Return On Equity:自己資本利益率)は、株主から預かった自己資本(純資産)を活用して企業がどれだけ利益を生み出したかを示す収益性指標です。計算式は「ROE(%)=当期純利益÷自己資本(純資産)×100」です。たとえば純資産5億円の企業が当期純利益5,000万円を稼いだ場合、ROE=10%となります。日本企業の平均ROEは長年5〜8%程度で推移しており、伊藤レポート(2014年)は「最低8%以上を目指すべき」と提言し、コーポレートガバナンス改革の重要KPIとして定着しました。ROEはDuPont分析(デュポン分析)で「当期純利益率×総資産回転率×財務レバレッジ」に分解でき、どの要素でROEを改善するかを分析できます。ROAとの違いはROAが「総資産(負債+自己資本)に対する利益」であるのに対し、ROEは「株主持ち分(自己資本のみ)に対する利益」という点です。ITパスポートでは「ROEの計算問題」「ROEとROAの違い」「自己株式取得によるROE向上の仕組み」が出題されます。
ITパスポートでの出題ポイント
- 1ROEの計算式(当期純利益÷自己資本×100)
- 2ROEとROAの違い(分母:自己資本 vs 総資産)
- 3デュポン分析による3要素分解
- 4伊藤レポートの8%目標とコーポレートガバナンスとの関係
関連用語
シラバス 6.5 準拠 / 最終更新: 2026-05-26