危険物乙4とは?できること・活かせる仕事・受験資格をやさしく解説

2026-06-03危険物乙4 とは
結論:危険物乙4とは、ガソリン・灯油・軽油などの「引火性液体」を扱える国家資格です。受験資格はなく誰でも受けられ、ガソリンスタンドやビル管理など幅広い仕事に活かせます。

「危険物乙4ってよく聞くけど、何ができる資格なの?」「受けるか迷っている」——この記事はそんな入口の疑問にやさしく答えます。乙4で扱えるもの・できること・活かせる仕事・受験資格まで、はじめての人にもわかるように整理しました。

危険物乙4(乙種第4類)とは?

危険物乙4とは、危険物取扱者という国家資格のうち、乙種第4類にあたる資格です。第4類危険物=引火性液体(ガソリン・灯油・軽油・重油など)を取り扱える資格で、危険物取扱者のなかで最も受験者が多く人気があります。

危険物取扱者には3つの種類があります。

免状扱える危険物
甲種全類(第1類〜第6類)
乙種取得した類のみ(乙4は第4類)
丙種第4類のうち指定された品目のみ(ガソリン・灯油・軽油・重油など)

乙4が人気なのは、私たちの身近にあるガソリンや灯油といった石油類を幅広くカバーできるからです。

危険物乙4で何ができますか?

乙4を取得すると、第4類危険物を法令の基準に従って取り扱い、無資格者の作業に立ち会う(立会い)ことができます。指定数量以上の危険物を扱う施設では、危険物取扱者の選任が義務づけられているため、多くの現場で必要とされます。

第4類に含まれる代表的な物質はこちらです。

品名代表物質
特殊引火物ジエチルエーテル・二硫化炭素
第一石油類ガソリン・アセトン
アルコール類メタノール・エタノール
第二石油類灯油・軽油
第三石油類重油・グリセリン
第四石油類潤滑油・ギヤー油
動植物油類アマニ油・なたね油

出典:危険物の規制に関する政令 別表第三。品名ごとの性質は第4類危険物の性質一覧表で詳しく整理しています。

危険物乙4が活かせる仕事

乙4は幅広い職種で評価される、つぶしの効く資格です。

仕事乙4がどう役立つか
ガソリンスタンドセルフ給油の監視業務などで必須・優遇。給油取扱所での取扱いに必要
タンクローリー運転移動タンク貯蔵所での危険物輸送に必要
ビルメンテナンス(設備管理)非常用発電機の燃料(軽油)など危険物の管理で評価される
化学・製造工場原料・溶剤の取扱いで必要とされる
消防設備・防災関連危険物の知識が業務に直結

特にガソリンスタンドビル管理の現場では、乙4が必須または優遇されることが多く、未経験から応募する際の強みになります。乙4を資格手当の対象としている企業もありますが、手当の有無・金額は企業によって異なるため、具体額は応募先の規定をご確認ください。

危険物乙4に受験資格はありますか?

受験資格はありません。 年齢・学歴・実務経験を問わず、誰でも受験できます。学生や未経験者でも受けられるため、就職・転職前に取得しておく人が多い資格です。

ただし注意点として、資格に合格しても、実際に危険物保安監督者として選任されるには、製造所等での実務経験6か月以上が別途必要です(乙種の場合)。「資格取得」と「監督者になれる」は別、と理解しておきましょう。法令の数値・選任要件は法令の数値まとめで扱っています。

試験はどんな内容?

危険物乙4の試験は3科目・計35問の5択マークシート式で、試験時間は2時間です。合格には科目ごとに60%以上が必要です(科目別足切り)。

科目出題数合格ライン
危険物に関する法令15問9問以上(60%)
基礎的な物理学及び基礎的な化学10問6問以上(60%)
危険物の性質・火災予防・消火10問6問以上(60%)

出典:消防法/危険物の規制に関する政令。試験実施は一般財団法人 消防試験研究センター。

総合点ではなく科目ごとに判定するため、1科目でも60%を切ると不合格になります。この仕組みと対策は科目別60%足切り完全攻略で詳しく解説しています。合格率は直近で全国おおむね30%台前半(約31〜32%)ですが、正しい順番で対策すれば十分合格できる試験です(合格率・難易度の解説)。

履歴書への書き方

乙4は履歴書に書ける資格です。正式名称は「危険物取扱者 乙種第4類」で、資格欄には次のように記載します。

  • 「危険物取扱者乙種第4類 合格」
  • 「危険物取扱者(乙種第4類)取得」

ガソリンスタンド・ビル管理・製造業などへの就職・転職でアピールになります。未経験から応募する際の「やる気」と「基礎知識」の証明として有効です。

まとめ

  • 危険物乙4とは引火性液体(ガソリン・灯油など)を扱える国家資格
  • できること=第4類の取扱い・立会い。指定数量以上の施設で必要
  • 活かせる仕事=ガソリンスタンド・ビル管理・製造・運送など幅広い
  • 受験資格はなく誰でも受けられる(監督者には実務6か月が別途必要)
  • 履歴書に「危険物取扱者乙種第4類」と書け、就職・転職で評価される

受けると決めたら、まず無料演習モードで雰囲気をつかみ、勉強法ロードマップで計画を立てましょう。難易度が気になる人は合格率・難易度の解説へ。

---

※ 本記事は現行の消防法令に基づくオリジナル解説です。職種・手当・手続きの詳細は変動する場合があります。施設・取扱いの個別判断は所属事業所の保安担当・所轄消防にご確認ください。

関連記事

関連記事

危険物乙四 科目別問題集(全175問)法令・物理化学・性質を科目別に。各問に根拠(消防法令条文)とAI解説付き・閲覧無料

実力を試してみませんか?

法令・物理化学・性質のオリジナル問題175問+3レベルAI解説。無料で実力チェック。