危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法18品名分類

危険物乙四 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法 問18:品名分類

次の第4類危険物を引火点の低いものから高いものへ並べたとき、**正しい順序**はどれか。

  • ガソリン → 重油 → 灯油 → メタノール
  • メタノール → ガソリン → 灯油 → 重油
  • 灯油 → ガソリン → メタノール → 重油
  • ガソリン → メタノール → 灯油 → 重油正答
  • 重油 → 灯油 → メタノール → ガソリン
正答:ガソリン → メタノール → 灯油 → 重油

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引火点(火を近づけると燃え出す最低温度)が低い順に並べます。低いほど危険です。

  • ガソリン: −40℃以下(最も低い・最も危険)
  • メタノール: 11℃
  • 灯油: 40℃以上
  • 重油: 60℃以上(最も高い)

低い順は ガソリン → メタノール → 灯油 → 重油 で、正答はエです。

ポイントは、品名の区分(第一石油類→アルコール類→第二石油類→第三石油類)が、おおむね引火点の低い順に並ぶことです。ガソリンが飛び抜けて低く、重油が最も高い、と両端を押さえると間違えません。

標準試験対策の基準レベル

第4類の代表物質の引火点(確定値):

| 物質 | 品名 | 引火点 |

|---|---|---|

| ガソリン | 第一石油類 | −40℃以下 |

| メタノール | アルコール類 | 11℃ |

| 灯油 | 第二石油類 | 40℃以上 |

| 重油 | 第三石油類 | 60℃以上 |

引火点が低いほど常温でも蒸気を出して引火しやすく、危険です。低い順に並べると:

ガソリン(−40以下)→ メタノール(11)→ 灯油(40以上)→ 重油(60以上)(エ=正)

ポイント:

  • ガソリンは第4類で最も引火点が低い部類(−40℃以下)。常温で容易に引火。
  • 重油は第三石油類で引火点60℃以上と高く、常温では引火しにくい。
  • メタノール(11℃)は灯油(40℃以上)より低い。アルコール類は第二石油類より引火点が低い。

引っかけパターン:

  • 重油を低い側に置く誤り(ア・オ)。重油は引火点が高い。
  • 灯油とメタノールの順を逆にする誤り(ウ)。メタノール11<灯油40。

「ガソリン<メタノール<灯油<重油」を数値とともに固定します。

上級誤答論破・根拠法令まで深掘り

【理論的背景】

引火点は、液面付近に燃焼範囲の下限濃度の蒸気を生じる最低温度で、その液体が「火を近づけると引火する温度の下限」を示します。引火点が低い液体ほど、低い温度(常温以下)でも十分な蒸気を出すため、引火しやすく危険です。第4類危険物の品名区分(特殊引火物・第一〜第四石油類・アルコール類・動植物油類)は、おおむねこの引火点の低い順・危険な順に対応しています。

【各物質の引火点(確定値)】

  • ガソリン(第一石油類・非水溶性): 引火点−40℃以下。常温(20℃)よりはるかに低く、冬でも容易に引火する。第4類で特に危険。
  • メタノール(アルコール類): 引火点11℃。常温よりやや低く、常温で引火の危険がある。
  • 灯油(第二石油類・非水溶性): 引火点40℃以上(約40〜70℃)。常温では引火しにくいが、加熱・霧化・布染み込みで危険になる。
  • 重油(第三石油類・非水溶性): 引火点60℃以上(種別で幅)。常温では引火しにくいが、加熱されると蒸気を出し、燃え出すと粘性が高く消火困難。

したがって引火点の低い順は ガソリン(−40以下)<メタノール(11)<灯油(40以上)<重油(60以上) となります。なお、特殊引火物(ジエチルエーテル−45℃、二硫化炭素−30℃等)はガソリンよりさらに低く、最も危険な区分です。

【実務・火災予防との接続】

引火点の高低は、貯蔵・取扱いの注意レベルを決めます。

  • ガソリンのように引火点が常温以下の物質は、常に可燃性蒸気を出していると考え、火気・静電気・換気に厳重注意する。
  • 灯油・重油のように引火点が常温以上の物質でも、「常温では安全」と油断せず、加熱(暖房・直射・加温作業)や霧化(噴霧・布染み込み)で容易に引火する点に注意する。実際、布に染み込んだ灯油が表面積の増大で引火点以下でも燃えやすくなる事故が起こる。
  • 重油は引火点は高いが、いったん燃えると高温・大量の熱で消火が困難。

【試験での位置づけ】

引火点の順序は、(1)各物質の確定値(ガソリン−40以下/メタノール11/灯油40以上/重油60以上)、(2)品名区分とおおむね対応する、の2点が問われます。最頻出の引っかけは、重油を引火点の低い(危険な)側に置く誤りと、メタノールと灯油の順の取り違えです。「ガソリンが最も低い・重油が最も高い」と両端を固定し、メタノール(11)が灯油(40以上)より低いことを押さえれば確実です。発火点(自然発火する温度)は引火点とは別概念で、二硫化炭素が約90℃と最低であるなど順序が異なる点も区別しておきます。

【各選択肢の発展補足】

  • ア(誤): 重油を2番目(低い側)に置いている。重油は引火点が高い。
  • イ(誤): メタノールを先頭にしている。ガソリン(−40以下)のほうが低い。
  • ウ(誤): 灯油を先頭、メタノールを灯油の後にしている。順序が誤り。
  • エ(正): ガソリン → メタノール → 灯油 → 重油(引火点の低い順)。
  • オ(誤): 重油を先頭にしており、順序が完全に逆。

【根拠】第4類危険物の引火点(確定値・確定表)。

【補足】引火点の低い順=ガソリン(−40以下)<メタノール(11)<灯油(40以上)<重油(60以上)。低いほど危険。重油は高い側(混同注意)。

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(公表問題の転載ではありません)。 根拠・出典:根拠: 第4類危険物の引火点(確立教科書値・確定表)。ガソリン −40℃以下(第一石油類)、メタノール 11℃(アルコール類)、灯油 40℃以上(第二石油類)、重油 60℃以上(第三石油類)。引火点が低いほど引火しやすく危険。 現行の消防法令(2026年基準)に準拠し、根拠法令・規則を明記しています。

関連論点

第4類危険物の引火点の順序頻出度A

危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法の他の問題

1
第4類の共通性状
2
消火方法
3
品名分類
4
ガソリン
5
灯油・軽油
6
重油

科目別に解いて、危険物乙四に合格

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