危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法24品名分類

危険物乙四 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法 問24:品名分類

第三石油類に関する次の記述のうち、**正しいもの**はどれか。

  • 第三石油類は引火点が21℃未満で、常温で容易に引火する。
  • グリセリン・エチレングリコールは水に溶けず、水より軽い。
  • グリセリン・エチレングリコールは水溶性の第三石油類で、指定数量は4,000L、粘性が高く、引火点は常温よりかなり高い。正答
  • クレオソート油は水溶性で、指定数量は4,000Lである。
  • 第三石油類はいずれも常温で引火点が低く、揮発性が高い。
正答:グリセリン・エチレングリコールは水溶性の第三石油類で、指定数量は4,000L、粘性が高く、引火点は常温よりかなり高い。

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正しいのはウです。グリセリン・エチレングリコールは第三石油類の水溶性(指定数量4,000L)で、ねばり気があり、引火点は常温よりかなり高い液体です。

  • ア(誤): 第三石油類の引火点は70℃以上200℃未満。常温では引火しにくい。
  • イ(誤): グリセリン・エチレングリコールは水に溶ける
  • ウ(正): 水溶性・指定数量4,000L・粘性が高い・引火点が高い。
  • エ(誤): クレオソート油は非水溶性で指定数量2,000L。
  • オ(誤): 第三石油類は引火点が高く、揮発性も高くない。

「第三石油類=引火点70〜200℃/水溶性は4,000L・非水溶性は2,000L」を押さえます。

標準試験対策の基準レベル

第三石油類:

第三石油類は引火点70℃以上200℃未満の石油類で、常温では引火しにくい(ア・オ=誤)。

  • 非水溶性(指定数量2,000L): 重油・クレオソート油・アニリン・ニトロベンゼン。クレオソート油は非水溶性(エ=誤:水溶性・4,000Lは誤り)。
  • 水溶性(指定数量4,000L): グリセリン・エチレングリコール。

- 水に溶ける(イ=誤:水に溶けず軽いは誤り)。

- 粘性が高い液体。

- 引火点は常温よりかなり高い(ウ=正)。

- グリセリンは保湿・潤滑用途、エチレングリコールは不凍液に使われる。

水溶性の第三石油類(グリセリン・エチレングリコール)は、火災時には耐アルコール泡を用います。

引っかけパターン:

  • 第三石油類の引火点を21℃未満・常温で引火とする誤り(ア・オ)
  • グリセリン・エチレングリコールを非水溶性・水より軽いとする誤り(イ)
  • クレオソート油を水溶性・4,000Lとする誤り(エ)

「第三石油類=引火点70〜200℃/水溶性4,000L(グリセリン等)・非水溶性2,000L(重油・クレオソート油)」を固定します。

上級誤答論破・根拠法令まで深掘り

【理論的背景】

第三石油類は、危政令別表第三で「1気圧において引火点が70℃以上200℃未満」と定義される石油類です。引火点が高いため常温では引火しにくく、第一・第二石油類より危険性は低めですが、加熱されると蒸気を出して引火し、燃え出すと消火が難しくなります。代表物質は重油・クレオソート油・アニリン・ニトロベンゼン(非水溶性・指定数量2,000L)、グリセリン・エチレングリコール(水溶性・指定数量4,000L)です。

【グリセリン・エチレングリコール(水溶性)の特徴】

  • グリセリン: 3価アルコール(−OHを3個もつ)。水溶性粘性が高い無色の液体。保湿剤・潤滑剤・食品・医薬に広く使われる。引火点は常温よりかなり高い。
  • エチレングリコール: 2価アルコール(−OHを2個もつ)。水溶性で粘性のある液体。不凍液(クーラント)の主成分。甘味があるが有毒。引火点は常温よりかなり高い。
  • 両者とも水溶性のため、火災には耐アルコール泡を用いる(一般の泡は溶けて消える)。多価アルコールで沸点・引火点が高いのが特徴。

【クレオソート油(非水溶性)等】

  • クレオソート油: コールタールを蒸留して得られる油で、非水溶性・指定数量2,000L。防腐剤(木材防腐)等に使われる。特有の臭気・暗色。
  • 重油(別問で詳述): 第三石油類・非水溶性・引火点60℃以上(種別で幅)・粘性が高い。
  • アニリン・ニトロベンゼン: 非水溶性・有毒。

【火災予防と消火】

  • 火災予防: 引火点が高く常温では引火しにくいが、加熱(加温作業・高温環境)で蒸気を出し引火する点に注意。霧化・布染み込みでも危険。密栓・冷暗所貯蔵。
  • 消火: 非水溶性(重油・クレオソート油等)は泡・粉末・二酸化炭素で窒息消火。粘性が高く燃えると高温で消火困難。水溶性(グリセリン・エチレングリコール)は耐アルコール泡。引火点が高いため霧状(噴霧)の水が冷却・希釈に有効な場合もある(第一石油類より注水の適用余地が広い)。

【試験での位置づけ】

第三石油類は、(1)引火点70℃以上200℃未満(常温では引火しにくい)、(2)非水溶性(重油・クレオソート油等)は2,000L、水溶性(グリセリン・エチレングリコール)は4,000L、(3)グリセリン・エチレングリコールは水溶性・粘性が高い・引火点が高い、の各点が問われます。誤答は引火点を低くする、グリセリン等を非水溶性にする、クレオソート油を水溶性にする、で作られます。「水溶性は4,000L(グリセリン・エチレングリコール)/非水溶性は2,000L(重油・クレオソート油・アニリン・ニトロベンゼン)」という指定数量の振り分けと、水溶性物質は耐アルコール泡という消火法をセットで覚えると確実です。

【各選択肢の発展補足】

  • ア(誤): 第三石油類の引火点は70℃以上200℃未満。常温では引火しにくい。
  • イ(誤): グリセリン・エチレングリコールは水に溶ける。
  • ウ(正): 水溶性・指定数量4,000L・粘性が高い・引火点が常温よりかなり高い。
  • エ(誤): クレオソート油は非水溶性で指定数量2,000L。
  • オ(誤): 第三石油類は引火点が高く揮発性も高くない。

【根拠】第三石油類(引火点70℃以上200℃未満)の性状(確定表・確立教科書値)。

【補足】第三石油類=引火点70〜200℃。水溶性(グリセリン・エチレングリコール)4,000L・耐アルコール泡。非水溶性(重油・クレオソート油・アニリン・ニトロベンゼン)2,000L。

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(公表問題の転載ではありません)。 根拠・出典:根拠: 第三石油類(引火点70℃以上200℃未満)の性状(確定表・確立教科書値)。重油・クレオソート油・アニリン・ニトロベンゼン(非水溶性・指定数量2,000L)、グリセリン・エチレングリコール(水溶性・指定数量4,000L)。グリセリン・エチレングリコールは粘性のある水溶性液体で、引火点は常温よりかなり高い(約100〜160℃程度)。 現行の消防法令(2026年基準)に準拠し、根拠法令・規則を明記しています。

関連論点

第3石油類(グリセリン・エチレングリコール・クレオソート油頻出度B

危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法の他の問題

1
第4類の共通性状
2
消火方法
3
品名分類
4
ガソリン
5
灯油・軽油
6
重油

科目別に解いて、危険物乙四に合格

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