危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法25品名分類

危険物乙四 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法 問25:品名分類

第四石油類(潤滑油・可塑剤等)に関する次の記述のうち、**正しいもの**はどれか。

  • 第四石油類は引火点が21℃未満で、常温で容易に引火する。
  • 第四石油類は水溶性で、水とよく混ざり合う。
  • 第四石油類はギヤー油・シリンダー油・潤滑油・可塑剤等で、引火点が200℃以上250℃未満と高く、常温では引火しにくいが、加熱されて引火点に達すると燃え、いったん燃えると液温が高く消火が困難である。正答
  • 第四石油類の指定数量は2,000Lである。
  • 第四石油類は揮発性が高く、常温で多量の蒸気を発生する。
正答:第四石油類はギヤー油・シリンダー油・潤滑油・可塑剤等で、引火点が200℃以上250℃未満と高く、常温では引火しにくいが、加熱されて引火点に達すると燃え、いったん燃えると液温が高く消火が困難である。

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初心者向けまずはここから。やさしく要点を解説

正しいのはウです。第四石油類(潤滑油・可塑剤など)は引火点が200℃以上250℃未満と高く、常温では引火しにくいですが、加熱されて引火点に達すると燃え、燃え出すと液温が高く消火が難しい液体です。

  • ア(誤): 引火点は200℃以上250℃未満。常温では引火しにくい。
  • イ(誤): 第四石油類は非水溶性(水に溶けない)。
  • ウ(正): 引火点が高い・常温では引火しにくい・燃えると消火困難。
  • エ(誤): 指定数量は6,000L(2,000Lではない)。
  • オ(誤): 揮発性は低く、常温で多量の蒸気は出ない。

「第四石油類=引火点200〜250℃・非水溶性・指定数量6,000L・揮発性低い」を押さえます。

標準試験対策の基準レベル

第四石油類(潤滑油・可塑剤):

第四石油類は引火点200℃以上250℃未満の石油類で、指定数量は6,000Lです(エ=誤:2,000Lは誤り)。

  • 代表物質: ギヤー油・シリンダー油・タービン油・モーター油などの潤滑油、および可塑剤(プラスチックを柔らかくする添加剤)。
  • 引火点が高い: 200℃以上で、常温では引火しにくい(ア=誤)。揮発性が低く、常温で蒸気をほとんど出さない(オ=誤)。
  • 非水溶性: 水に溶けず、水より軽い〜同程度(イ=誤)。
  • 燃焼時の危険: 常温では安全だが、加熱されて引火点に達すると引火する。いったん燃えると液温が高く、霧状の油が飛散したり、消火が困難になる(ウ=正)。

引っかけパターン:

  • 引火点を21℃未満・常温で引火とする誤り(ア)
  • 水溶性とする誤り(イ)
  • 指定数量を2,000Lとする誤り(エ。正しくは6,000L)
  • 揮発性が高いとする誤り(オ)

「第四石油類=引火点200〜250℃・非水溶性・6,000L・揮発性低・燃えると消火困難」を固定します。

上級誤答論破・根拠法令まで深掘り

【理論的背景】

第四石油類は、危政令別表第三で「1気圧において引火点が200℃以上250℃未満」と定義される石油類です。引火点が非常に高いため、常温(20℃)ではほとんど引火の危険がなく、揮発性も低く蒸気をほとんど出しません。指定数量は6,000Lと大きく、危険性が低い区分であることを反映しています。代表物質は、機械の潤滑に使うギヤー油・シリンダー油・タービン油等の潤滑油と、プラスチックの柔軟性を高める可塑剤(フタル酸エステル類等)です。

【常温では安全でも油断できない理由】

第四石油類は常温では引火しにくいものの、次の点で危険性があります。

  • 加熱による引火: 加熱されて引火点(200℃以上)に達すると引火します。高温の機械部・加熱炉まわり等で使われることが多く、過熱・漏えいで引火する危険があります。
  • 燃焼時の消火困難: いったん燃えると、液温が引火点(200℃以上)を超える高温になっているため、消火しても再着火しやすく、また高温の油が飛散して被害が広がります。粘性が高いものは燃え続けやすい。
  • 霧化・染み込みの危険: 霧状(ミスト)になったり、布・断熱材に染み込んで表面積が増えると、引火点より低い見かけの温度でも引火しやすくなることがあります(高温配管に染みた油の発火事故等)。

【火災予防と消火】

  • 火災予防: 高温部・加熱源から遠ざけ、漏えい・染み込みを防ぐ。常温では蒸気をほとんど出さないため、第一・第二石油類ほどの蒸気管理は不要だが、加熱使用時の温度管理が重要。
  • 消火: 非水溶性なので泡・粉末・二酸化炭素による窒息消火。液温が高いため、棒状注水は水が急激に沸騰して油を飛散させ危険(不適)。霧状の水で冷却を補う場合もあるが、高温油への注水は突沸・飛散のリスクがあり慎重に行う。

【試験での位置づけ】

第四石油類は、(1)引火点200℃以上250℃未満(常温では引火しにくい)、(2)非水溶性・揮発性が低い、(3)指定数量6,000L、(4)燃えると液温が高く消火困難、の各点が問われます。誤答は引火点を低くする、水溶性とする、指定数量を取り違える、揮発性が高いとするなどで作られます。「第四石油類は引火点が高く常温では安全寄りだが、加熱・燃焼時は高温で危険」という二面性を押さえるのが要点です。指定数量6,000Lは、危険性の低い順(特殊引火物50<第一200<アルコール400<第二1,000<第三2,000<第四6,000<動植物油10,000)の暗記の一部として覚えます。

【各選択肢の発展補足】

  • ア(誤): 引火点は200℃以上250℃未満。常温では引火しにくい。
  • イ(誤): 第四石油類は非水溶性。水とは混ざらない。
  • ウ(正): 引火点が高く常温では引火しにくいが、加熱で引火し、燃えると液温が高く消火困難。
  • エ(誤): 指定数量は6,000L。2,000Lは第三石油類(非水溶性)。
  • オ(誤): 揮発性は低く、常温で多量の蒸気は出さない。

【根拠】第四石油類(引火点200℃以上250℃未満・指定数量6,000L)の性状(確定表・確立教科書値)。

【補足】第四石油類=潤滑油・可塑剤。引火点200〜250℃・非水溶性・揮発性低・指定数量6,000L。常温では引火しにくいが加熱で引火・燃えると高温で消火困難。

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(公表問題の転載ではありません)。 根拠・出典:根拠: 第四石油類(引火点200℃以上250℃未満・指定数量6,000L)の性状(確定表・確立教科書値)。ギヤー油・シリンダー油等の潤滑油や可塑剤が該当。非水溶性・水より軽い〜同程度。引火点が高く常温では引火しにくいが、加熱で引火し、燃焼時は液温が高く消火困難。揮発性は低い。 現行の消防法令(2026年基準)に準拠し、根拠法令・規則を明記しています。

関連論点

第4石油類(潤滑油・可塑剤頻出度C

危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法の他の問題

1
第4類の共通性状
2
消火方法
3
品名分類
4
ガソリン
5
灯油・軽油
6
重油

科目別に解いて、危険物乙四に合格

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