危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法32第4類の共通性状

危険物乙四 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法 問32:第4類の共通性状

第4類危険物に共通する一般的な性状について、次の記述のうち**正しいもの**はどれか。

  • 第4類危険物は、いずれも電気をよく通す良導体であり、静電気はたまらない。
  • 第4類危険物は引火性の液体で、多くは水より軽く(液比重1未満)、水に溶けにくいものが多い。正答
  • 第4類危険物は、いずれも水よりも重く、水に沈む。
  • 第4類危険物は不燃性であり、火気を近づけても燃えることはない。
  • 第4類危険物は、すべて水によく溶けるため、水で薄めれば危険性はなくなる。
正答:第4類危険物は引火性の液体で、多くは水より軽く(液比重1未満)、水に溶けにくいものが多い。

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正しいのはイです。第4類は引火性の液体で、多くは水より軽く・水に溶けにくいです。

  • ア(誤): 電気を通しにくい不良導体で、静電気がたまりやすい。
  • イ(正): 引火性液体・多くは水より軽く・水に溶けにくい。
  • ウ(誤): 多くは水より軽く水に浮く(二硫化炭素は例外)。
  • エ(誤): 可燃性で燃える。
  • オ(誤): すべて水溶性ではない(多くは非水溶性)。

「第4類=引火性液体・水より軽い・水に溶けにくい・電気不良導体」を押さえます。

標準試験対策の基準レベル

第4類の共通性状:

第4類危険物(引火性液体)には共通する性質があります。

  • 引火性の液体: 蒸気が空気と混ざって燃える(蒸発燃焼)。
  • 多くは水より軽い(液比重1未満): 水に浮く。例外=二硫化炭素(約1.26)・酢酸(約1.05)等は水より重い。
  • 多くは水に溶けにくい(非水溶性): 例外=アルコール類・アセトン・酢酸・グリセリン等は水溶性。
  • 電気の不良導体: 静電気がたまりやすく、火花放電が点火源になる。
  • 蒸気は空気より重い: 低所に滞留。

選択肢:

  • ア(誤): 電気の不良導体で静電気がたまりやすい。「良導体・静電気たまらない」は逆。
  • イ(正): 引火性液体・多くは水より軽く・水に溶けにくい。
  • ウ(誤): 多くは水より軽く水に浮く。「いずれも水より重い」は誤り。
  • エ(誤): 可燃性で燃える。「不燃性」は誤り。
  • オ(誤): すべて水溶性ではない。多くは非水溶性で、水で薄めても危険性は残る。

引っかけパターン: 導電性・浮沈・可燃性・水溶性を逆に書く、例外を一般化する。「引火性液体・水より軽い(多く)・水に溶けにくい(多く)・電気不良導体・蒸気は重い」を共通性状として固定します。

上級誤答論破・根拠法令まで深掘り

【理論的背景】

第4類危険物は「引火性液体」という共通の枠でくくられますが、その危険性の本質は複数の共通性状の組合せにあります。引火性(蒸気が燃える)・電気不良導体(静電気で着火)・蒸気が空気より重い(低所滞留)・多くは水より軽い(水に浮き消火困難)という性状が重なって、第4類特有の火災リスクを生みます。これらの共通性状と、その例外(二硫化炭素・アルコール類等)を整理することが性質科目の核心です。

【共通性状の整理】

  • 引火性液体: 液面から可燃性蒸気を発生し、火源で引火(蒸発燃焼)。引火点の低いものほど危険。
  • 液比重: 多くは水より軽い(1未満)=水に浮く(ガソリン0.65〜0.75、灯油0.8前後)。例外=二硫化炭素1.26・酢酸1.05・グリセリン・アニリン等は水より重い。
  • 水溶性: 多くは水に溶けにくい(非水溶性)。例外=アルコール類・アセトン・酢酸・グリセリン・エチレングリコールは水溶性。
  • 電気不良導体: 静電気がたまりやすく、流動・注入で帯電し火花放電が点火源になる(ガソリン等で特に危険)。
  • 蒸気比重>1: 蒸気は空気より重く低所に滞留。

危険性への帰結:

  • 水より軽く水に溶けにくい→水(棒状注水)での消火が不適(液が浮いて広がる)。窒息消火(泡)が基本。
  • 電気不良導体→静電気対策(接地・加湿・流速制限)が必要。
  • 蒸気が重い→低所の換気・点火源管理が必要。

例外の重要性:

  • 二硫化炭素は水より重く水に沈むため水中保存できる(蒸気発生抑制)。
  • アルコール類等の水溶性は消火に耐アルコール泡が必要。

【試験での位置づけ】

共通性状は性質科目で最頻出(頻出度A)です。核心は「引火性液体・多くは水より軽い・多くは水に溶けにくい・電気不良導体・蒸気は空気より重い」です。引っかけは、(1)導電性を良導体とする(本問のア)、(2)「いずれも水より重い」と一般化する(ウ)、(3)不燃性とする(エ)、(4)すべて水溶性とする(オ)、です。共通性状を述べたうえで、二硫化炭素(水より重い)・アルコール類(水溶性)等の例外を「ただし〜」と付け加えられるようにしておくと、個別物質の問題にも一貫して対応できます。

【各選択肢の発展補足】

  • ア(誤): 電気の不良導体で静電気がたまりやすい。
  • イ(正): 引火性液体・多くは水より軽く・水に溶けにくい。
  • ウ(誤): 多くは水より軽く水に浮く(二硫化炭素は例外)。
  • エ(誤): 可燃性で燃える。
  • オ(誤): すべて水溶性ではない。水で薄めても危険性は残る。

【根拠】確立した性質(第4類の共通性状)。

【補足】第4類=引火性液体・多くは水より軽い(1未満)・多くは水に溶けにくい・電気不良導体(静電気)・蒸気は空気より重い。例外=二硫化炭素(水より重い)・アルコール類等(水溶性)。

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(公表問題の転載ではありません)。 根拠・出典:根拠: 確立した性質(第4類の共通性状)。第4類は引火性液体で、多くは水より軽く(液比重1未満)水に溶けにくい。電気の不良導体で静電気がたまりやすい。可燃性で火気に注意。二硫化炭素など水より重い例外、アルコール類など水溶性の例外がある。 現行の消防法令(2026年基準)に準拠し、根拠法令・規則を明記しています。

関連論点

第4類の共通性状の総合(液比重・導電性・引火性頻出度A

危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法の他の問題

1
第4類の共通性状
2
消火方法
3
品名分類
4
ガソリン
5
灯油・軽油
6
重油

科目別に解いて、危険物乙四に合格

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