危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法43特殊引火物

危険物乙四 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法 問43:特殊引火物

特殊引火物に関する次の記述のうち、**正しいもの**はどれか。

  • ジエチルエーテルの引火点は約20℃で、第4類の中では高い方である。
  • 酸化プロピレンは引火点が約100℃で、常温では引火しにくい。
  • アセトアルデヒドは沸点が約21℃と低く、引火点も−39℃と極めて低い。正答
  • 二硫化炭素は水より軽く、水に浮く。
  • 特殊引火物は発火点が高く、燃焼範囲が狭いのが特徴である。
正答:アセトアルデヒドは沸点が約21℃と低く、引火点も−39℃と極めて低い。

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正しいのはウです。アセトアルデヒドは沸点約21℃・引火点−39℃と極めて低温です。

  • ア(誤): ジエチルエーテルの引火点は−45℃(第4類で最低)。「約20℃で高い方」は誤り。
  • イ(誤): 酸化プロピレンの引火点は−37℃(常温で引火)。
  • ウ(正): アセトアルデヒド 沸点21℃・引火点−39℃。
  • エ(誤): 二硫化炭素は水より重い(液比重約1.26)。
  • オ(誤): 特殊引火物は発火点が低く燃焼範囲が広い

「特殊引火物=引火点・沸点・発火点が低い/燃焼範囲が広い」を押さえます。

標準試験対策の基準レベル

特殊引火物4種の比較:

特殊引火物(指定数量50L)は、発火点が低い・引火点や沸点が極めて低いものをいいます。

  • ア(誤): ジエチルエーテルの引火点は−45℃で第4類の中で最低(最も低い)。「約20℃で高い方」は誤り。
  • イ(誤): 酸化プロピレン沸点約35℃・引火点−37℃で、常温でも引火する(引火点約100℃は誤り)。
  • ウ(正): アセトアルデヒド沸点約21℃・引火点−39℃。沸点が常温付近で蒸発しやすく極めて危険。
  • エ(誤): 二硫化炭素液比重約1.26で水より重く、水に沈む(水中保存する)。
  • オ(誤): 特殊引火物は発火点が低く(二硫化炭素は約90℃)、燃焼範囲が広い

引っかけパターン: 酸化プロピレン・ジエチルエーテルの引火点を高くする(本問のア・イ)、二硫化炭素を水より軽いとする、特殊引火物を発火点高・燃焼範囲狭とする。「沸点・引火点・発火点が低く燃焼範囲が広い/二硫化炭素は水より重い」を固定します。

上級誤答論破・根拠法令まで深掘り

【理論的背景】

特殊引火物は、1気圧で発火点100℃以下、または引火点−20℃以下かつ沸点40℃以下のものをいい、第4類の中で最も危険性が高い品名です。4種(ジエチルエーテル・二硫化炭素・アセトアルデヒド・酸化プロピレン)はいずれも低温で引火・蒸発し、燃焼範囲が広く、発火点も低めです。確定値を正確に押さえることが核心です。

【4種の確定値】

  • ジエチルエーテル: 引火点−45℃(第4類で最低)・発火点約160℃・液比重0.71・燃焼範囲は下限1.9vol%(上限は教科書で幅があり核心にしない)。麻酔作用・過酸化物生成に注意。
  • 二硫化炭素: 引火点−30℃・発火点約90℃(第4類で最低)・液比重約1.26(水より重い)・燃焼範囲約1.3〜50vol%(広い)。高温面でも発火、水中保存で蒸気を抑える。蒸気は有毒。
  • アセトアルデヒド: 沸点約21℃・引火点−39℃。沸点が常温付近で極めて揮発しやすい。水溶性。
  • 酸化プロピレン: 沸点約35℃・引火点−37℃。低温で引火、重合の危険。水溶性。

共通: 発火点が低い・燃焼範囲が広い・蒸気が危険。

【危険物との接続】

  • 二硫化炭素の水中保存は、液比重>1(水に沈む)かつ蒸気が危険・発火点約90℃と低いため、水で覆って蒸気発生を抑える独特の貯蔵法で、頻出です。
  • 沸点が低い(アセトアルデヒド21℃・酸化プロピレン35℃)物質は常温で激しく蒸発し、容器内の圧力上昇・蒸気滞留の危険があります。冷却・不活性ガス封入等が用いられます。
  • 引火点の昇順(ジエチルエーテル−45 < アセトアルデヒド−39 < 酸化プロピレン−37 < 二硫化炭素−30)も整理しておくと比較問題に強くなります。

【試験での位置づけ】

特殊引火物は性質科目で最頻出(頻出度A)です。核心は、(1)アセトアルデヒド 沸点21・引火点−39、(2)酸化プロピレン 沸点35・引火点−37、(3)ジエチルエーテル 引火点−45(最低)、(4)二硫化炭素 発火点約90(最低)・液比重1.26(水より重い)・水中保存、(5)発火点が低く燃焼範囲が広い、です。引っかけは、引火点・沸点を高くする(本問のア・イ)、二硫化炭素を水より軽いとする(エ)、特殊引火物を発火点高・燃焼範囲狭とする(オ)です。確定値を固定して押さえます。

【各選択肢の発展補足】

  • ア(誤): ジエチルエーテルの引火点は−45℃(最低)。「約20℃で高い方」は誤り。
  • イ(誤): 酸化プロピレンは引火点−37℃で常温引火。
  • ウ(正): アセトアルデヒド 沸点21℃・引火点−39℃。
  • エ(誤): 二硫化炭素は水より重い(液比重約1.26)。
  • オ(誤): 特殊引火物は発火点が低く燃焼範囲が広い。

【根拠】確立した教科書値・危政令別表第三。

【補足】アセトアルデヒド沸点21/引火点−39、酸化プロピレン沸点35/引火点−37、ジエチルエーテル引火点−45(最低)、二硫化炭素発火点約90(最低)・液比重1.26(水より重い・水中保存)。特殊引火物は発火点低・燃焼範囲広。

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(公表問題の転載ではありません)。 根拠・出典:根拠: 確立した教科書値・別表第三。アセトアルデヒドは沸点約21℃・引火点−39℃。酸化プロピレンは沸点約35℃・引火点−37℃(常温で引火)。ジエチルエーテルの引火点は−45℃で第4類最低。二硫化炭素は液比重約1.26で水より重い。特殊引火物は発火点が低く燃焼範囲が広い。 現行の消防法令(2026年基準)に準拠し、根拠法令・規則を明記しています。

関連論点

特殊引火物4種の比較(沸点・引火点の確定値頻出度A

危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法の他の問題

1
第4類の共通性状
2
消火方法
3
品名分類
4
ガソリン
5
灯油・軽油
6
重油

科目別に解いて、危険物乙四に合格

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