危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法47火災予防

危険物乙四 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法 問47:火災予防

第4類危険物の取扱いと静電気による火災に関する次の記述のうち、**正しいもの**はどれか。

  • ガソリンなど電気の不良導体である第4類危険物は、注入・流動・ろ過の際に静電気が蓄積しやすい。正答
  • 第4類危険物は電気をよく通すため、静電気はすぐに逃げて蓄積しない。
  • 静電気火災を防ぐには、注入する流速をできるだけ速くするのがよい。
  • 容器や配管を接地すると、かえって静電気がたまりやすくなる。
  • 静電気は、可燃性蒸気があっても点火源にはならない。
正答:ガソリンなど電気の不良導体である第4類危険物は、注入・流動・ろ過の際に静電気が蓄積しやすい。

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正しいのはアです。ガソリン等の不良導体は注入・流動・ろ過で静電気が蓄積しやすいです。

  • ア(正): 不良導体は流動・注入・ろ過で帯電・蓄積。
  • イ(誤): 第4類は電気を通しにくい(不良導体)。
  • ウ(誤): 流速を速くすると発生が増える(流速制限が対策)。
  • エ(誤): 接地は静電気を逃がす(たまりやすくはならない)。
  • オ(誤): 放電火花は可燃性蒸気の点火源になる。

「不良導体は蓄積/流速制限・接地で対策/放電火花は点火源」を押さえます。

標準試験対策の基準レベル

静電気火災が起きやすい状況:

  • ア(正): ガソリン等の電気の不良導体である第4類は、注入・流動・ろ過・かくはんなどで静電気が発生・蓄積しやすい。蓄積した電荷が放電すると点火源になる。
  • イ(誤): 第4類は電気の不良導体で電気を通しにくく、発生した静電気が逃げにくく蓄積する。「よく通すのですぐ逃げる」は逆。
  • ウ(誤): 注入の流速を速くするほど静電気の発生は増える。安全のためには流速を制限する。
  • エ(誤): 容器・配管を接地(アース)すると静電気が大地に逃げて蓄積しにくくなる。「たまりやすくなる」は逆。
  • オ(誤): 蓄積した静電気の放電火花は、可燃性蒸気があれば点火源になり火災・爆発を起こす。

引っかけパターン: 第4類を導体とする(本問のイ)、流速を速くすると安全とする、接地で蓄積するとする、放電火花が点火源にならないとする。「不良導体は蓄積/流速制限・接地・加湿/放電火花は点火源」を固定します。

上級誤答論破・根拠法令まで深掘り

【理論的背景】

第4類危険物の多くは電気の不良導体で、発生した静電気が逃げにくく蓄積します。蓄積した電荷が放電(火花)するとき、近くに可燃性蒸気が燃焼範囲で存在すると点火源になり、火災・爆発を起こします。給油・荷さばき・移送など、液が動く場面で静電気が発生しやすいため、流速制限・接地・加湿などの対策が必須です。

【静電気火災が起きやすい状況】

  • 不良導体の流動: ガソリン・灯油・軽油等は電気を通しにくく、配管内の流動・ろ過・かくはん・噴出(ミスト化)で大量に帯電する。
  • 注入・荷下ろし: タンクへの注入、タンクローリーからの荷下ろし、容器詰め替えで帯電・放電のリスクが高い。
  • 人体帯電: 作業者の衣服・靴の摩擦でも帯電し、人体からの放電が点火源になることがある。

対策(性質・予防の核):

  • 流速制限: 注入・移送の流速を遅くして発生を抑える。
  • 接地・ボンディング: 機器・配管・容器を接地し、機器間の電位差をなくして電荷を逃がす。
  • 加湿: 湿度を上げて電荷を逃がしやすくする。
  • 静置時間の確保: 注入直後はすぐに計測等をせず、帯電が緩和するまで待つ。
  • 帯電防止剤の添加、帯電防止服・導電性履物の使用。

【危険物との接続】

  • 可燃性蒸気の存在が前提です。第4類は蒸気が空気より重く低所に滞留するため、放電火花が滞留蒸気に着火しやすい状況が生まれます。
  • 引火点の低いガソリン等は常温で蒸気が燃焼範囲に達しやすく、静電気火災のリスクが高い代表例です。
  • 静電気対策は、点火源(火気・電気火花)の排除や蒸気滞留防止と並ぶ、第4類火災予防の三本柱の一つです。

【試験での位置づけ】

静電気火災は性質・物理化学で最頻出(頻出度A)です。核心は、(1)不良導体(ガソリン等)は流動・注入・ろ過で蓄積、(2)第4類は電気を通しにくい、(3)流速を速くすると発生増(流速制限が対策)、(4)接地・加湿で蓄積防止、(5)放電火花は可燃性蒸気の点火源、です。引っかけは、第4類を導体とする(本問のイ)、流速を速くすると安全とする(ウ)、接地で蓄積するとする(エ)、放電火花が点火源にならないとする(オ)です。「不良導体・流速制限・接地・放電火花は点火源」を固定します。

【各選択肢の発展補足】

  • ア(正): 不良導体は注入・流動・ろ過で静電気が蓄積しやすい。
  • イ(誤): 第4類は電気を通しにくい(不良導体)。
  • ウ(誤): 流速を速くすると発生が増える。
  • エ(誤): 接地は静電気を逃がす。
  • オ(誤): 放電火花は可燃性蒸気の点火源になる。

【根拠】確立した第4類の性状・静電気。

【補足】不良導体(ガソリン等)は流動・注入・ろ過で帯電・蓄積。第4類は電気不良導体。流速制限・接地・加湿で対策。放電火花は可燃性蒸気の点火源。

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(公表問題の転載ではありません)。 根拠・出典:根拠: 確立した第4類の性状・静電気。ガソリン等の不良導体は注入・流動・ろ過で帯電・蓄積しやすい。第4類は電気不良導体(よく通すは誤り)。流速を速くすると発生増(流速制限が対策)。接地は電荷を逃がす。蓄積した静電気の放電火花は可燃性蒸気の点火源になる。 現行の消防法令(2026年基準)に準拠し、根拠法令・規則を明記しています。

関連論点

静電気火災が起きやすい物質・状況頻出度A

危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法の他の問題

1
第4類の共通性状
2
消火方法
3
品名分類
4
ガソリン
5
灯油・軽油
6
重油

科目別に解いて、危険物乙四に合格

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