登録販売者試験の出題範囲・章・合格基準
全5章・計120問の五肢択一式。合格には全体で7割以上に加え、各章で一定割合以上(科目別足切り)が必要です。 どの章も足切りラインを確実に越えるのが合格戦略の基本です(足切り比率は都道府県により異なります)。
試験概要
出典: 厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」(章・出題数・配点)。試験は各都道府県(ブロック)が実施します。 合格基準(各章の足切り比率)・受験料・試験日程は都道府県により異なるため、受験予定の都道府県の公式発表をご確認ください。
章別の出題数・配点
本試験は第1章20・第2章20・第3章40・第4章20・第5章20の計120問。第3章が全体の1/3を占めます。各章名から、その章のオリジナル問題集に進めます。
| 章 | 出題数 | 配点 |
|---|---|---|
| 第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識 | 20問 | 20点 |
| 第2章 人体の働きと医薬品 | 20問 | 20点 |
| 第3章 主な医薬品とその作用 | 40問 | 40点 |
| 第4章 薬事関係法規・制度 | 20問 | 20点 |
| 第5章 医薬品の適正使用・安全対策 | 20問 | 20点 |
| 合計 | 120問 | 120点 |
合格基準(全体7割+各章足切り)
- 全体の総得点が満点の7割(120問中84問)以上であることが目安とされることが多い
- これに加えて、各章の得点が一定割合(都道府県・ブロックにより3.5割または4割が目安)以上であること(科目別の足切り)
- 全体基準と各章の足切りの「両方」を満たして合格。具体的な足切り比率や合格ラインは実施する都道府県の公式発表をご確認ください
章別の重要度と学習の優先順位
出題数が最多で配点も最大の第3章を軸に固めつつ、各章の足切りラインを確実に越えるのが定石です。各章名から、その章のオリジナル問題集に進めます。
全120問中40問(全体の1/3)を占める最重要章。成分名・薬効・副作用・禁忌の暗記量が最大で、合否を分ける山場です。「成分名→薬効→副作用→禁忌」の4点セットで覚え、漢方の含有成分(マオウ・カンゾウ・ダイオウ)由来のリスクを押さえるのが得点の鍵。
副作用・アレルギー・相互作用(飲み合わせ)と、小児・高齢者・妊婦への配慮が頻出。「副作用のない医薬品はない」「アレルギーは少量でも重篤」など核心の考え方を理解すると失点を防げます。
販売区分(要指導/第1〜3類)と「誰が販売できるか(薬剤師のみ/登録販売者も可)」「書面義務の有無」が最頻出。登録販売者は第2類・第3類を販売でき、第1類・要指導は扱えない点が頻出論点です。
解剖生理(臓器の構造と機能)と薬物動態(吸収・分布・代謝・排泄)が二本柱。「代謝は主に肝臓・排泄は主に腎臓」「初回通過効果」など典型の引っかけを表で整理すると効率的です。
添付文書の「してはいけないこと/相談すること」、PMDA・副作用報告制度、健康被害救済制度の対象範囲、薬害の歴史(サリドマイド・スモン・薬害エイズ等)が鉄板。範囲が安定しており得点源にしやすい章です。
合格に向けた勉強法の要点
章別に合格ラインが決まっている試験だからこそ、点の取り方には定石があります。次の4点を意識すると効率的です。
全体7割+各章の足切りを両方クリアする
合格には全体で約7割に加え、各章で一定割合(目安3.5〜4割)以上が必要です。得意章で稼ぐより前に、どの章も足切りラインを確実に越えることを最優先にします(具体的な比率は都道府県により異なります)。
第3章を最優先で固める
第3章は40問と全体の1/3を占め、暗記量も最大です。成分名・薬効・副作用・禁忌をセットで覚え、漢方の含有成分(マオウ・カンゾウ・ダイオウ)由来のリスクを押さえると、合否を大きく左右する章を得点源にできます。
第4章は「区分」と「誰が売れるか」を表で整理
要指導/第1類/第2類/第3類の区分ごとに、販売できる人(薬剤師のみか登録販売者も可か)と書面交付・情報提供の義務を表で整理します。登録販売者は第2類・第3類を扱える点が出題の中心です。
問題演習で出題パターンに慣れる
登録販売者は手引きに沿って出題論点が安定しています。章別に頻出論点を演習で繰り返し、間違えた問題は根拠(手引きの章節)まで戻って理解することが最短ルートです。