令和8年度10ストラテジ系

ITパスポート 令和8年度 問10:business_strategyに関する問題

会議に関する記述のうち、ブレーンストーミングの進め方として、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。\na 自由奔放なアイディアは控え、実現可能なアイディアの提出を求める。\nb ほかのメンバーのアイディアに便乗した案であっても、とがめずに進める。\nc メンバーから出されるアイディアの中で、テーマに適したものを選択しながら進める。

  • aa
  • ba, b
  • ca, b, c
  • db正答
正答:Db

AI解説(初心者・標準・上級)

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答えは d「b」 です。

ブレーンストーミングは「とにかくたくさんアイデアを出す」会議。守るルールは4つ:①人の案を批判しない②自由なアイデア大歓迎③数をたくさん④人の案に乗っかってOK。

a「自由なアイデアは控えて、実現できそうな案だけ出して」→ルール②に反する。NG

b「他の人の案に便乗した案でも、とがめずに進める」→ルール④そのもの。OK

c「テーマに合うものを選びながら進める」→その場で選別すると数が減る。批判につながるのでNG

だから正しいのは b だけ

👉 覚え方:ブレストは「批判しない・自由に・たくさん・乗っかる」。途中で選別や制限はしない。

標準試験対策の基準レベル

なぜこれが正解か

正解は d(bのみ)。ブレーンストーミングはオズボーンが提唱した発想技法で、4原則「①批判禁止 ②自由奔放 ③質より量 ④結合改善(便乗歓迎)」に従って進める。

  • a:自由奔放なアイデアを控え実現可能な案に限る→原則②「自由奔放」と③「質より量」に反する。不適切
  • b:他メンバーの案に便乗した案もとがめず進める→原則④「結合改善(便乗・連想歓迎)」と①「批判禁止」に合致。適切
  • c:テーマに適したものを選択しながら進める→その場での選別=評価・批判にあたり原則①に反する。不適切

したがって適切なのはbのみ=選択肢d。

覚え方・ひっかけ注意

4原則「批判禁止・自由奔放・質より量・結合改善」を暗記。a「実現可能な案だけ」、c「選びながら」は、いずれも"発散段階で評価・選別している"点でアウト。アイデアの評価・絞り込みはブレスト後の別工程で行う。

上級誤答論破・背景理論まで深掘り

理論的背景

ブレーンストーミング(Brainstorming)はアレックス・オズボーンが1939年に考案し、1953年の著書「Applied Imagination」で体系化した集団発想法である。オズボーンの4原則(Osborn's Rules)は「批判禁止(Defer Judgment)・自由奔放(Freewheeling)・量の重視(Go for Quantity)・結合改善(Combine and Build)」の4つで構成される。本問の選択肢bは「他のメンバーのアイデアに便乗した案であってもとがめずに進める」→これは「結合改善(Combine and Build)」原則に直接対応し、ブレーンストーミングの正しい進め方である。選択肢aは「自由奔放なアイデアを控える」→「自由奔放原則」への違反。選択肢cは「テーマに適したものを選択しながら進める」→「批判禁止原則(発想中の評価・選別禁止)」への違反。したがって正解はd(bのみが正しい)。

実務での使われ方

ブレーンストーミングは会議ファシリテーションの基礎手法として普及しているが、実際のビジネス現場では「ブレストの効果を高める改良手法」が多数開発されている。ブレインライティング(BW)は声を出す代わりに紙に書いて回す静寂型ブレストで、内向的なメンバーも積極的にアイデアを出せる。635法(6人が3案を5分サイクルで記入・回覧)はその代表的形式。MindMapping(マインドマップ)はブレストアイデアを視覚的に構造化するツール。デザイン思考の発散フェーズ(Ideate)にブレストが組み込まれ、HMW(How Might We)フレーミングと組み合わせることで的外れなアイデアを防ぎつつ批判禁止を維持する手法も普及している。オンライン会議環境ではMiro・FigJam・Jamboardのようなデジタルホワイトボードでリモートブレストが行われる。

試験での位置づけ

ブレーンストーミングはITパスポートで最も頻繁に出題される会議・発想手法の一つ。本問のように「ブレストの4原則のうち正しい進め方はどれか」という選択問題が定番パターン。最頻出の誤答は「現実的なアイデアに絞る」「テーマに沿ったものを選ぶ」という評価・選別行為をブレスト中に行ってよいと誤解するケース。ブレストは「発散→収束」という2フェーズで構成され、選別・評価は収束フェーズに行うものであり、発散フェーズ(ブレスト本体)では批判禁止が鉄則である。近年のシラバス改訂で「デザイン思考・アジャイル開発・オープンイノベーション」との文脈でブレストが出題されるケースが増え、単純な4原則の暗記を超えた応用理解が求められる。

選択肢の発展補足

選択肢aの「実現可能なアイデアに絞る」はKJ法やPMI分析(Plus・Minus・Interesting)の収束フェーズで行う活動で、ブレストとは相反する。KJ法(川喜田二郎考案)はブレストで出たアイデアをカードに書き・親和性でグループ化・命名するという収束手法。選択肢cの「テーマに適したものを選択しながら進める」は評価(Evaluation)行為であり、ブレストの発散フェーズでは禁止される。収束フェーズではSCAMPER法(Substitute・Combine・Adapt・Modify・Put to other uses・Eliminate・Reverse)・ペイオフマトリクス(インパクト×実現可能性の2軸評価)・ドット投票などの手法で絞り込みを行う。ブレストの副作用として「生産遮断(Production Blocking:同時に複数人が発言できないため他者の思考が阻害される)」「評価懸念(他者の批判を恐れて発言を抑制)」が研究で指摘されており、ブレインライティングはこれを解消する工夫である。

出典・引用について

出典:IPA(情報処理推進機構)公式 ITパスポート試験 令和8年度10/ 公的機関配布資料につき出典明記の上引用。解説は合格ナビによる独自AI解説です。

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