平成30年度 秋期68ストラテジ系

基本情報 平成30年度 秋期 問68:ストラテジ系に関する問題

プロダクトライフサイクルにおける成熟期の特徴はどれか。

  • a市場が商品の価値を理解し始める。商品ラインもチャネルも拡大しなければな らない。この時期は売上も伸びるが, 投資も必要である。
  • b需要が大きくなり, 製品の差別化や市場の細分化が明確になかつってくる。 競争者 間の競争も激化し, 新品種の追加やコストダウンが重要となる。正答
  • c需要が減ってきて, 撤退する企業も出てくる。この時期の強者になれるかどう かを判断し, 代替市場への進出なども考える。
  • d需要は部分的で, 新規需要開拓が勝負である。 特定ターゲットに対する信念に 満ちた説得が必要である。 問69 コストプラス価格決定法を説明したものはどれか。 買い手が認める品質や価格をリサーチし, 訴求力のある価格を決定する。 業界の平均水準や競合企業の設定価格を参考に, 競争力のある価格を決定する。 製造原価又は仕入原価に一定のマージンを乗せて価格を決定する。 目標販売量を基に, 総費用吸収後に一定の利益率が確保できる価格を決定する。 H ざさヽ ヽ
正答:B需要が大きくなり, 製品の差別化や市場の細分化が明確になかつってくる。 競争者 間の競争も激化し, 新品種の追加やコストダウンが重要となる。

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初心者向けまずはここから。やさしく要点を解説

答えは b「成熟期」 です。

お菓子で例えると、新発売直後はゆっくり売れて(=導入期)、人気が出てバカ売れ(=成長期)、みんな知ってて競争が激しい時期(=成熟期)、最後は飽きられて売上ダウン(=衰退期)、と4段階で変化します。

成熟期は「みんな似たような商品を出すので差別化や値下げが必要」になる時期です。

👉 覚え方:成熟期=みんな大人=競争激化+差別化

ほかの選択肢:a は成長期/c は衰退期/d は導入期の特徴。

標準試験対策の基準レベル

なぜこれが正解か

正解は bプロダクトライフサイクル(PLC)の4段階のうち、成熟期は需要の伸びが鈍化し市場が飽和、競合増加で差別化・市場細分化・コストダウンが経営の中心課題になる。問題文の「製品差別化や市場細分化が明確」「競争激化」「新品種追加やコストダウン」は成熟期の定型的特徴。

各選択肢の解説

  • a:商品ラインとチャネル拡大、売上急増は成長期
  • c:需要減・撤退企業の出現は衰退期
  • d:需要が部分的、新規開拓が勝負は導入期

覚え方・ひっかけ注意

PLC4段階を「導入→成長→成熟→衰退」で売上カーブと施策を組合せ記憶:

  • 導入:少数の革新者向け、認知拡大・先行投資
  • 成長:市場拡大、シェア獲得勝負
  • 成熟:差別化・細分化・コストダウン(本問)
  • 衰退:撤退判断、代替市場進出

各期の主要施策をマーケティングミックス(4P)で説明できれば応用問題も解ける。

上級誤答論破・背景理論まで深掘り

理論的背景

プロダクトライフサイクル理論はTheodore Levitt(1965)が体系化し、売上・利益・競合数・主要施策が時系列で変化することを示した。S字カーブで近似され、Bassモデル(普及理論)の数式で導入から成長への移行を表現可能。Everett RogersのIDA(Innovation Diffusion)では採用者をイノベーター(2.5%)・アーリーアダプター(13.5%)・アーリーマジョリティ(34%)・レイトマジョリティ(34%)・ラガード(16%)に分類し、PLCと対応。

成熟期の戦略フレーム

  • 製品差別化:機能・品質・ブランドで競合と差をつける
  • 市場細分化(STP):セグメント分割→ターゲット選定→ポジショニング
  • コスト・リーダーシップ(Porter):規模の経済で価格優位
  • ブルーオーシャン戦略:競争のない新市場創造で成熟市場から脱出
  • 延命策:用途開発(重曹を消臭にも使う等)、新規モデル投入、価格戦略変更

関連フレームワーク

  • PPM(Product Portfolio Management):BCGマトリクスの「金のなる木(成熟・高シェア)」「花形(成長・高シェア)」「問題児(成長・低シェア)」「負け犬(成熟・低シェア)」分類はPLCとセグメント連動。
  • アンゾフの成長マトリクス:既存/新市場×既存/新製品で4戦略

試験での位置づけ

基本情報・応用情報のストラテジ分野で頻出。各期の特徴・代表施策を問う基本問題から、PPMやSTPと組合せた応用問題まで出題範囲が広い。マーケティング系のITストラテジスト試験でも前提知識。

選択肢の発展補足

「コストプラス価格決定法」(本問の元設問選択肢に登場)は原価+一定マージンで価格決定する手法。対してマーケットイン(顧客の支払い意欲ベース)、競争志向(業界平均水準)目標利益方式などがある。価格戦略はPLC各期で使い分け(導入期=ペネトレーション or スキミング、成熟期=競争価格、衰退期=撤退価格)するのが定石。

出典・引用について

出典:IPA(情報処理推進機構)公式 基本情報技術者試験 平成30年度 秋期68/ 公的機関配布資料につき出典明記の上引用。解説は合格ナビによる独自AI解説です。

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