危険物に関する法令20定期点検・予防規程

危険物乙四 危険物に関する法令 問20:定期点検・予防規程

自衛消防組織に関する次の記述のうち、**正しいもの**はどれか。

  • 一定数量以上の第4類危険物を取り扱う製造所・一般取扱所等を有する事業所では、自衛消防組織を設置しなければならない。正答
  • 自衛消防組織は、指定数量の倍数にかかわらず、すべての製造所等に設置義務がある。
  • 自衛消防組織は、公設消防隊の到着後にのみ活動する組織で、火災発生直後の初期活動は行わない。
  • 自衛消防組織には化学消防自動車を備える必要はなく、人員のみで足りる。
  • 自衛消防組織の設置は努力義務にすぎず、設置しなくても法令上の問題はない。
正答:一定数量以上の第4類危険物を取り扱う製造所・一般取扱所等を有する事業所では、自衛消防組織を設置しなければならない。

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正しいのはアです。大量の第4類を扱う大規模事業所には、自衛消防組織の設置義務があります。

  • ア(正): 一定量以上の第4類を扱う製造所・一般取扱所等に設置義務。
  • イ(誤): すべての施設ではない。一定の大きな倍数の事業所が対象。
  • ウ(誤): 自衛消防組織は初期消火・自衛活動を行う。公設隊到着後だけではない。
  • エ(誤): 規模に応じ化学消防自動車等の備えが必要。
  • オ(誤): 設置は義務。努力義務ではない。

「大量の第4類を扱う大規模事業所=自衛消防組織の設置義務」を押さえます。

標準試験対策の基準レベル

自衛消防組織(消防法第14条の4・政令第38条系):

  • ア(正): 第4類危険物を一定数量以上(指定数量の倍数が大きい)取り扱う製造所・一般取扱所等を有する事業所には、自衛消防組織を設置する義務がある。事業所自らが初期の消火・防災活動を担えるようにするための組織。
  • イ(誤): 「すべての製造所等に一律」は誤り。設置義務は一定の大きな規模(指定数量の倍数が政令の基準以上)の事業所に限られる。
  • ウ(誤): 自衛消防組織は、火災等の発生時に初期消火・自衛防災活動を行う。「公設消防隊到着後にのみ活動」は誤り。
  • エ(誤): 事業所の規模に応じて、化学消防自動車・泡放射用設備等の設備と人員を備える基準がある。人員のみでは足りない。
  • オ(誤): 設置は法令上の義務。努力義務ではなく、違反は是正の対象となり得る。

位置づけ: 自衛消防組織は、大規模に危険物を扱う事業所が公設消防に頼り切らず初動対応できるようにする制度。指定数量の倍数の大きさが設置義務・設備規模の基準になる。

引っかけパターン: 「全施設一律で義務」(イ)、「努力義務」(オ)、「人員のみで足りる」(エ)。「大規模事業所の設置義務・規模に応じた設備人員」を核心に。

上級誤答論破・根拠法令まで深掘り

【理論的背景】

自衛消防組織は、大量の危険物を扱う事業所が、火災・災害の初期段階で自ら消火・防災活動を行えるよう備える社内の防災組織です(消防法第14条の4)。公設消防の到着までには時間がかかり、大規模な危険物火災では初動の遅れが被害を拡大させます。そこで一定規模以上の事業所には、化学消防自動車等の設備と要員を備えた自衛消防組織の設置を義務づけ、初期対応力を確保しています。規模(指定数量の倍数)に応じて設置義務と設備・人員の基準が段階的に定められている点が特徴です。

【実務・条文構造】

  • 設置義務(政令第38条系): 第4類危険物を取り扱う製造所・一般取扱所等を有する事業所で、取り扱う危険物の数量(指定数量の倍数)が政令で定める一定以上のものに設置義務がある。倍数の大きさに応じて区分される。
  • 編成: 一定の人員(隊員)と、化学消防自動車・泡その他の消火薬剤の放射設備等を、事業所の取扱数量に応じて備える。
  • 活動: 火災等の発生時に、初期消火・延焼防止・避難誘導等の自衛防災活動を行い、公設消防と連携する。公設隊の到着後にのみ活動するものではなく、発生直後の初動を担う。
  • 位置づけ: 予防規程・定期点検・保安監督者選任などの保安体制とともに、大規模事業所の自主保安・自衛防災の柱を成す。

設置義務が一定規模以上に限られる点が重要です。倍数が小さい施設には設置義務がなく、規模が大きくなるほど備えるべき設備・人員が増えるという段階的構成になっています。

【試験での位置づけ】

自衛消防組織は法令科目で問われます。出題頻度は措置命令や保安監督者ほど高くありませんが、(1)設置義務は一定規模(大きい倍数)の第4類取扱事業所、(2)規模に応じて化学消防自動車等の設備・人員を備える、(3)初期消火等の自衛活動を行う、(4)設置は義務(努力義務ではない)が核心です。引っかけは「全施設一律で義務」「努力義務」「人員のみ」「公設隊到着後のみ活動」。大規模事業所の自主防災という趣旨を押さえれば判別できます。

【各選択肢の発展補足】

  • ア(正): 一定量以上の第4類を扱う製造所・一般取扱所等の事業所に設置義務。
  • イ(誤): 全施設一律ではない。一定の大きな倍数が対象。
  • ウ(誤): 初期消火等の自衛活動を行う。公設隊到着後のみではない。
  • エ(誤): 規模に応じ化学消防自動車等の設備が必要。人員のみは誤り。
  • オ(誤): 設置は義務。努力義務ではない。

【根拠法令】消防法第14条の4、危険物の規制に関する政令 第38条・第38条の2。

【補足】自衛消防組織=大量の第4類を扱う大規模事業所の設置義務/規模に応じ化学消防自動車等の設備・人員を備える/初期消火等の自衛活動を担う。

<!-- 監修確定 2026-06-03: 自衛消防組織=一定規模以上の第4類取扱事業所に設置義務/規模に応じ化学消防自動車等を備える/初期消火活動 は消防法第14条の4/政令第38条系と一致。正答ア。誤りなし。 -->

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(公表問題の転載ではありません)。 根拠・出典:根拠: 消防法第14条の4(自衛消防組織)、危険物の規制に関する政令 第38条・第38条の2。一定数量以上(指定数量の倍数が大きい)の第4類危険物を取り扱う製造所・一般取扱所等を有する事業所に自衛消防組織の設置義務がある。一定規模に応じて化学消防自動車・人員の備えが定められる。設置は義務であり努力義務ではない。 現行の消防法令(2026年基準)に準拠し、根拠法令・規則を明記しています。

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