危険物に関する法令25貯蔵・取扱の基準

危険物乙四 危険物に関する法令 問25:貯蔵・取扱の基準

地下タンク貯蔵所の基準に関する次の記述のうち、**正しいもの**はどれか。

  • 地下貯蔵タンクは、漏れの点検が容易になるよう、地盤面上に露出させて設置する。
  • 地下タンクは定期点検の対象外であり、漏えい検査は不要である。
  • 地下貯蔵タンクは、危険物の漏れを検知するための漏えい検査管(管理用の管)等の設備を設けなければならない。正答
  • 地下貯蔵タンクの周囲には空間を設けず、タンク外面を直接土に密着させて埋設する。
  • 地下タンクの計量口は、計量のため常時開放しておかなければならない。
正答:地下貯蔵タンクは、危険物の漏れを検知するための漏えい検査管(管理用の管)等の設備を設けなければならない。

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正しいのはウです。地下タンクは目で見えないため、漏れを早く見つける漏えい検査管などの設備を設けます。

  • ア(誤): 地下タンクは地盤面に埋設する。地上露出は別区分(屋外タンク等)。
  • イ(誤): 地下タンクは漏れの定期点検が義務
  • ウ(正): 漏れを検知する漏えい検査管等を設ける。
  • エ(誤): タンク周囲に乾燥砂等を詰め、腐食防止措置をとる。土に直接密着はさせない。
  • オ(誤): 計量口は計量時以外は閉じる。常時開放は蒸気漏れの原因。

「埋設・腐食防止・漏えい検査管・定期点検」が要点です。

標準試験対策の基準レベル

地下タンク貯蔵所の基準(危政令第13条):

地下タンク貯蔵所は、危険物を地盤面下に埋設したタンクで貯蔵します。漏れても目視できず、土壌・地下水汚染や引火のリスクがあるため、「腐食させない・漏れを早く検知する」方向で基準が組まれています。

  • タンクはタンク室に設置するか、コンクリート等で被覆して埋設し、外面の腐食防止措置を施す(エ=誤の根拠)。
  • タンクの周囲は乾燥砂等を詰める。
  • 漏れを検知する漏えい検査管等を設ける(ウ=正)。
  • 地下タンクは定期点検(漏れの点検)の義務対象(イ=誤)。
  • 計量口は計量時以外は閉じる(オ=誤)。地上露出はしない(ア=誤)。

引っかけパターン:

  • 地下タンクを「地上露出」とする誤り(ア)
  • 「定期点検不要」とする誤り(イ。地下・移動タンクは点検義務の代表)
  • タンクを土に直接密着とする誤り(エ)
  • 計量口の常時開放(オ)

地下タンク=「埋設・腐食防止・漏えい検査管・定期点検義務」のセットで覚えます。

上級誤答論破・根拠法令まで深掘り

【理論的背景】

地下タンク貯蔵所は、ガソリンスタンドの貯蔵タンクに代表される、地盤面下にタンクを埋設する施設です。地下に埋めることで延焼リスクや地震時の転倒リスクは下がりますが、引き換えに漏えいが目視できないという弱点を持ちます。漏れた油は土壌や地下水に拡散し、検知が遅れると被害が拡大します。そこで基準は、(1)タンク外面を腐食させない(腐食が穴あき=漏えいの主因)、(2)万一の漏れを早期検知する、(3)定期点検で継続的に健全性を確認する、という三段構えで漏えいリスクを管理します。

【実務・条文構造】

危政令第13条と危規則が地下タンク貯蔵所を定めます。

  • 設置: 鉄筋コンクリート造のタンク室内に設置するか、タンクをコンクリート等で被覆して地盤面下に埋設。タンク頂部は地盤面から0.6m以上下げる。
  • 腐食防止: タンク外面に防錆塗装・コーティング等の腐食防止措置。周囲に乾燥砂等を詰める。
  • 漏えい検知: 漏えい検査管(管理用の管)を設け、地下水や土壌中への漏れを検知できるようにする。二重殻タンク(鋼+強化プラスチック等)では殻間の漏れ検知設備を設ける。
  • 附帯: 注入口は屋外、計量口は計量時以外閉鎖、通気管を設ける。過剰注入を防ぐ装置等。
  • 点検: 地下タンク(および移動タンク)は定期点検の代表的な義務対象で、漏れの点検を行い記録を保存する。

【試験での位置づけ】

地下タンク貯蔵所は、(1)埋設(地上露出しない)、(2)腐食防止措置、(3)漏えい検査管による漏れ検知、(4)定期点検義務、の4点が定番です。誤答は「地上露出」「定期点検不要」「土に直接密着」「計量口常時開放」のように、漏えいリスク管理の方向を逆にして作られます。特に「定期点検不要」は、地下タンク・移動タンクが点検義務の代表である知識(問11の定期点検論点)と矛盾するため即座に切れます。地下=見えない=検知と点検で守る、という発想を持てば、個別の選択肢の正誤を一貫して判断できます。

【各選択肢の発展補足】

  • ア(誤): 地下タンクは地盤面下に埋設。地上露出は屋外タンク等の別区分。
  • イ(誤): 地下タンクは漏れの定期点検が義務。漏えい検査も行う。
  • ウ(正): 漏れを検知する漏えい検査管等の設備が必須。
  • エ(誤): タンク周囲に乾燥砂等を詰め腐食防止。土に直接密着は誤り。
  • オ(誤): 計量口は計量時以外は閉じる。常時開放は蒸気漏れ・引火源となる。

【根拠法令】危険物の規制に関する政令第13条、危険物の規制に関する規則。

【補足】地下タンク=タンク室設置or被覆埋設・外面腐食防止・乾燥砂・漏えい検査管/定期点検義務(地下・移動タンクが代表)/計量口は計量時以外閉。

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(公表問題の転載ではありません)。 根拠・出典:根拠: 危険物の規制に関する政令第13条(地下タンク貯蔵所)、危険物の規制に関する規則。地下貯蔵タンクはタンク室内に設置するか、コンクリート等で被覆して地盤面下に埋設し、外面の腐食防止措置を施す。タンクの周囲には乾燥砂等を詰め、漏れを検知する**漏えい検査管**を設ける。地下タンクは定期点検(漏れの点検)の義務対象。計量口は計量時以外は閉じておく。 現行の消防法令(2026年基準)に準拠し、根拠法令・規則を明記しています。

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